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寒い、季節がらとはいえあんまりな寒波であります。仕事の意欲も低下しました、まあ普段からあんまやる気ないですけど。
ところでハクキンカイロというもの、発売から今年で98年目だそうです。冬のソロキャンプで知名度が上がりました。
笑っちゃうぐらいの暖かさです、しかもくりかえし使えてこれ以上のエコはありません。
なによりこのガジェット感がすごい。
ほとんど同じ仕様のまま、100年間少しづつ改善を続けて今だそうです。

ステンレスかと思ったら真鍮(ブラス)で驚いた、手間が掛かった造り
モバイル最高の暖かさ・充電式や使い捨てでは不可能な熱量
こういうもの、正式には「ハクキンカイロ STANDARD」。専用の燃料(ベンジン)を入れて使います。
とても、本当にとても暖かい、最大24時間発熱が続くそうです。
充電式や使い捨てとは比較にならない熱量。使い捨てカイロ10個分以上の熱量だそうです。
バッテリーからこの暖かさに相当する電力を取り出したらカイロならぬ回路が燃えてしまう。
随分昔に使いましたがこの冬の寒さ、特につま先のしびれる冷たさにたまりかね、であります、もうとっつあんなんで。
スリッパに入れるので2個お買い上げ。
はたして売っているのかどうかすら確信がありませんでしたが、調べたらあった。どころか暖かさと繰り返し使えることで一部に根強い支持があるようです。
昔は薬局・今はAmazonなど通販とホームセンターをメインに販売


なお燃料もリアル店舗ではほとんどないので同じく通販で購入。
レトロちっくな外観であります、さながら印籠(いんろう)のような。
100年近く同じかたちと仕組み・ガジェット感がすごい
なんせ発売は1923年(大正12年)、つまりは98年前です。
こうしてみると今売っていることが、しかもAmazonなどのECがメインの販売ルートとは冗談みたいな商品です。
100年経ってるのにガジェット感がハンパない
機能を絞り込んだ、いいかたちをしてる。
100年ちかく商品の改善を少しづつ続けていたそうですから。
からくりは触媒燃焼というものだそうです。
ポケットの中で火が燃えているのかと不安に感じる方がいらっしゃいますが火口がブンブン燃える訳じゃない。
火事にはならない発熱のしくみ・注意するのは「低温やけど」
ゆるやかな化学反応が長時間続くというもの。最初の着火は反応を促すだけ。
燃料がモレて火事になるとかそういう構造ではありません。万が一触媒がはずれると化学反応が起こらなくなって冷たくなるだけ。
ただ発熱量が大きいぶん低温やけどは確実に起こすレベルなのでそこだけは注意でしょうか。
(防止用に専用の袋が付いてきます)
匂いも鼻を近づけない限り特に感じるものはありません。



消耗品が意外に売っていない・通販で豊富に取り扱い
触媒は消耗品ですが、よっぽどヘビーに使っても2年や3年はもちます。
燃料は「ホワイトガソリン」・専用おすすめ(値段変わりません)
問題は燃料、専用のホワイトガソリンです。
ジッポーのライターオイルやカイロ用も使えると書かれたベンジンですがよくよく見ると値段が変わらないので専用がよろしい。
タフな触媒だそうですが、できれば専用のほうが寿命は長いとか。
消耗品はAmazonや楽天などネット通販かホームセンター
ただリアル店舗での取り扱いはなかなかない。ドラッグストアにも時々あるかな、ぐらいです。
これまたAmazonや楽天がいいようです。触媒もきちんと売っています。
暖かさは使い捨てカイロ10個分・ベッドの中に入れるとサイコー
繰り返しになりますが、熱量は使い捨てカイロの10倍以上とか。
なにしろ暖かい。発熱が始まるのも早いです。
うーむこれは。暖房はコタツ以外どうしてもつま先がダメだったんですがこれはこれは。
暖房が強いと眠くなるのでスポットでいけるのもよろしい。
なお寝る時ベッドの中に入れてみましたが、相当に暖かい。
考えたらハクキンカイロふたつ分ということは使い捨てカイロを20個以上フトンに放り込んだのと同じです、これは暖かくなるはずです。

エコやサステナブルと機能の両立がすごすぎレベル
今回あえてオリジナルを買ったのは懐かしさと古いもの見たさでしたが、こんなシンプルな構造が100年近く続いているとはなかなか楽しい。
最初に買ったのはいつでしょうか。確か20年ぐらい前だと思いますが、どうやって存在を知ったのかも覚えてない。
その時は近所の薬局で買いましたが、店のおじさんが「数年ぶりに在庫が売れた」と話したのを覚えてます。
それがエコやサステナブルで買われる時代になるとは。なるほど10年以上繰り返し使えるし、エネルギー効率も高い。
当時も今も全く変わりません、付属の袋が違うぐらいか。
昔はなんだかチェック柄の、その時の感覚ですら強烈にダサい巾着がついてました。今はフリースです。
ここまでくると逆に現代では新鮮。エコだし仕事は確実にこなすいい道具です。
製造業にいると痛感しますが単純な構造って本当に改良が難しい、しかも即売上に結びつかない。だから他のコピー商品は改良しません。
オリジナルハクキンカイロはコストかかりすぎてる豪華な造り
メーカーの皆さんが長年にわたって細かく仕様を工夫してきた結果だと思います、実際暖かさではコピー品よりオリジナルのほうが性能がいいそうです。
消耗品(触媒)も安定供給ですし。本当に10年程度は余裕で使えるでしょう。
しかしこのデザインは本当にいいですねえ。
きれいなクロームメッキ仕上げですが中身はブラス、つまり真鍮製だそうでそこもグッときました。
といいますか、買う前は当然ステンレスか何かと思ってましたのでちょっと驚いた。
真鍮にわざわざ質の高いクロームメッキなんて、今新規でこういう材料と造りの製品を企画するのは難しい。
少なくともちょっとめまいのするような製造コストになると思います。
売っているのが不思議になる材料と造りです。
実際他の安いコピー品はステンレスやアルミ製でした。むしろこういう製品ならそれが普通じゃないかと思います。
アタクシはこの材料でこの造りを提案する自信はありません。
本当にいいものだから100年残ったんですな。
これは使い込んだらかなり味が出ます、毎冬の楽しみになりそう。