リーク情報をまとめると新型iPhoneは「12」の完成形になるようです。大きな仕様変更はなく細かく性能を上げた「S」モデルということ。長期にわたって使えそうです。
ローズゴールドかピンクの可能性もあるので今回は真剣に検討であります。自分の覚え書きでもあり情報は随時更新します。
iPhone13(仮)のリーク情報まとめ
おおまかにいえば、リーク情報が示すのは新型はiPhone12のブラッシュアップバージョンだということ。
- 大きさ(外形とディスプレイ)はほぼ変わらず
- カメラ構成も現行と同じ、ただし高画質化
- ディスプレイのリフレッシュノートは120Hz化
- Touch IDが付くかどうかはわからない
- Lighteningコネクタが継続(USB-Cにはならない)
基本のプロセッサはA15、これは現行A14の能力20%増し。名称は14Xではありません、チップ製造メーカーでも「A15」と呼ばれているとのこと。
年間2億台以上作った実績の、更に細部の完成度を高めるわけです。
こういうプロダクトは大好きです。
(予測)発表日は9月14日・予約開始は17日か?
タイムスケジュールも段々明らかになってきました。
- 発表イベント:9月14日
- 予約開始日:9月17日
- 初回ロット発売:9月24日
まいったな、第一回目のワクチン接種が15日なんですよ。寝ないで平気かしら。
カラーはどうなる・ピンク(ローズゴールド)があるなら
iPhoneのように完成した機械はもうカラーが最重要。ピンク(ローズゴールド)のminiなんて最高であります。
ただApple伝統の黒も相変わらず決めてきています。「マットブラック」が出るとも。
ここは一番大事なので別枠でまとめています、皆さん同じお気持ちの方が多いらしくリーク情報も多い。
ディスプレイはリフレッシュノート120Hz・LTPO採用
LTPO-OLEDディスプレイ(有機EL)は確定、Apple Watchに載っているディスプレイと同じ仕様。
リフレッシュノート120Hzでありながら低消費電力、とのこと。
LTPOはほとんどサムスンの独占ですが、既に同社はラインに新規投資を行いました。常時点灯まではいかないでしょうがそれに近い使い方ができる可能性もあります。
正直いうとかつての商売からアタシは有機ELは好きじゃない。耐久性ははっきり劣る、つまり使っている間の画質劣化は液晶よりも進む。
しかもリフレッシュノートを上げると通常はかなり消費電力が上がるのでなおさら好きじゃないのですがLTPO、これはいいですな。世の中進んでいる。
Appleのような顧客がつかないとなかなかここまではできません。
Proシリーズのカメラは超広角の性能が上がる
カメラの基本構成は変わりません、ただProに搭載されるカメラのうち特に超広角モジュールの性能が上がる。
6枚構成レンズ(現状5枚)と変わり、しかも明るくなる(f2.4 → f1.8)と大幅アップグレードです。
カメラモジュールの出っぱりと複眼の気持ち悪さだけはいまだになじめませんが。
今のカメラ(三洋Zaxi)が古すぎて変えようとしたら、コンパクトデジカメが本当に無いんだと最近知りました。iPhoneがこんなに良いんでは確かにそこそこの性能じゃカメラは買わなくなる。
今更ながらSingmaのQuattroが欲しくなったりしております、いっそ行くならこれかしら。フルサイズ換算で45mmレンズとかシブいです。
TouchID(指紋認証)が付くかどうか・可能性は低い
TouchIDはどうなるのでしょう、今や一番大事な機能のように思うのです。
本当はディスプレイ一体型が一番よろしいんでしょうが、恐らくそれはない。Appleが開発している光学式とやらは読み取り精度がいまいちのようです。
現行のiPadはボタンに搭載されています。凝ったことはせずにそれでよろしいような気もしますが。
個人的にiPhone12を見送った理由のひとつだったりするのでついていると大変嬉しい。FaceIDはアイデア先行しすぎで使い勝手は良くありませんから。
確定・Lighteningコネクターは継続
コネクタはLighteningで確定。
Lighteningアクセサリが使える・特にDAC/ヘッドフォン
個人的にはLightening関連のアクセサリーが多いので、そのままでいって欲しかったのでここは助かる。
ヘッドフォンのことになってしまいますが、PhilipsのFidelio M2Lが未だに気に入っておりまして。Lightening端子専用のヘッドフォンはいいものが多いです。
はじめて聴いた時その解像度とセパレーションに驚いた
USB-C無し・転送速度からストレージは256GBが現実的かも
ストレージ容量を決める要素はUSB-Cが載るかどうかでしたが、見送りである以上256GBが現実的かもしれません。
転送スピードはUSB-2.0クラスなので512GB以上は時間がかかりすぎて使いきれないのではと。
ただこれが128GBですとちょっと少ない。
基本スペック:大きさ・重さ・ストレージはiPhone12とほぼ同じ
大きな仕様変更はないとのことから最後にしましたが外形サイズとディスプレイ大きさ、そして重さはiPhone12とほぼ同じようです。
— DuanRui (@duanrui1205) August 21, 2021
知人はPro Maxですが個人的にはあの大きさと重さはちょっと無理。「mini」と90g以上違うのはアタシには大きな差であります。
なおストレージですが、こちらに関しては現行と同じという情報とProとの差はなくなるとの情報の2つがあります。
個人的には今使っているiPhone7と同じ256GBがあれば十分です。
5.4インチは名前が変わる可能性・「mini」ではなくなる?
5.4インチ機種のリリースは確実とみられています。ただ名前は「mini」ではなくなるとの話もある。
iPhoneの製造を行う台湾の受託業者間では5.4インチの最小サイズは違う呼び方になるという会話があるとか。
まさかとは思いますが「SE3」てな具合で10月発表なんてなりますとちょっと面倒。
LiDAR(カメラ)はもう少し精度が出れば
なおLiDARですが個人的にはもう少し精度が出ればあってもいいかなと。
現時点では背面の3眼カメラの気持ち悪さのほうが気になる。
LiDARとは
- 暗いところでカメラのフォーカスが早く、正確になる
- AR(仮想現実)アプリが充実する
- 画像から実物の長さを計測できる
とこの3点用途ですが、現実性があるのはカメラのフォーカスぐらいと思います。
画像から長さを測定する用途も、誤差があるので道具としてはあまり有効じゃない。
ARに至っては、かなり昔からの話ですから。あれこそ今こそと言われ続けて10年以上経っている。セカイカメラとか覚えている方いらっしゃるでしょうか。
もう少し精度が出れば毎日使えるアプリも出てくるかもしれませんが、今は話題ネタぐらいかと。
わかりやすく「環境に悪い」ワイヤレス充電・新型iPhoneにはいらない
ワイヤレス充電が不思議でしょうがない。
半導体で食べてる人にとっては、完全に未完成の技術です。
トンデモなく効率が悪い。
バッテリーは確実に痛むしそもそもかなり環境によくない。
ゴミの分別以外あんまりサステナブルなことはしないのですが、ありゃあさすがにないだろ、というレベルであります。
ワイヤレス充電は必ず発熱する・MagSafeでもQiでも
発熱しないワイヤレス充電はありません。
まだ誰も見たことがない新技術でもできれば別ですが、誘導コイルを使う以上発熱は不可避です。
よく「ワイヤレス充電器でバッテリーを発熱させない方法」という説明がありますが、2021年時点ではそういう技術も方法も存在しません。
ほとんどノーベル賞モノのテクノロジーで実現の見込みもありません。
厳密にはケース表面には伝わらない程度の内部発熱に抑えているというだけの意味です。
がっつり発熱しております。
スマートフォン内部ではコイルは発熱しています。
そしてバッテリーは熱にとても弱い、本当に弱いです。開発者はこの点でいつも困っている。
ワイヤレス充電に比べたら、有線で繰り返し充電し続けるなんて優しいものです。
ワイヤレス充電は非効率すぎる・電力消費は有線の1.5倍
異常な発熱と関係する点ですが、電力効率の悪さが普通ではありません。
有線の1.5倍であります。
これが趣味的な、たとえばオーディオなら純A級アンプのようにガンガン発熱も大アリです、喜んで使います。
ピュアオーディオ向けアンプなんてほとんど世間に出回っていないから。
しかしiPhoneは年間2億台以上生産されます。
CO2とかどうなんでしょう(おお、なんと頭良さそうなことを。こういうの一度書きたかった)。
せめてワイヤレス充電は有線の5%増し電力ぐらいに抑えてもらわないとまずいんじゃないかと思います。
なお50%増しの電力は全て熱となってロスします。
原理としてワイヤレス充電のコイルは効率の悪い電熱器に近い。有線充電に比べワイヤレス充電がいかほど発熱するかを実感していただけるかと。
個人的には購入してもMagsafeは使いません、有線で充電する限りは何の問題もない。せいぜいワイヤレス充電機能にお金は払っているけど使わないのがちともったいないというぐらい。
意識は低い人間ですが、そもそもiPhoneが痛むのは損だし、すべてに効率が悪い。
ワイヤレスで急速充電なんてしたら大変ですから。
IT系メディアは見た目がスマートだと(なぜか)サスティナブルを忘れちゃう
CO2とか地球温暖化のことはよくわかりませんけれど、省燃費とか省エネの時代に50%増しの電力消費はさすがにありません。
IT系メディアはホメちぎりますが、(正直いうと)製造業関係者があの手のメディアを白い目で見る理由であります。
見た目スマートだとサスティナブルとかCO2削減を簡単に忘れちゃう、多分仕事がお忙しいせいだと思いますが。
デバイス関係者でワイヤレス充電をホメるひとは皆無です、非効率すぎるからです。
電源IC開発の現場では「実用化すべきでない」と言い切るかたもおられます。
EV向けには20年以上前から普及のカギとして非接触充電を研究していますし、その頃からトヨタもデモ機とかいろいろ作っていますが実用化のメドは全く立っていません。
当てずっぽうですが、クルマのレベルでやったら充電が集中する朝とか夕方なんて『停電の危険性がある時間帯』なんてものが出てくるのではないでしょうか。
停電する前にご飯食べちゃえ、とかお風呂入りなさい、とか
多分テスラがワイヤレス充電を採用したら利益の源泉であるCO2の排出権なんて軽く吹っ飛んで一気に赤字の頃に逆戻りとか、そういうものです。
いいところもピンとこないところもありますが、ともかくもiPhone。現用iPhone7のバッテリー交換は見送って9月を待つ日々であります。