HPの新型ノートパソコンリリース情報がありました。HP Pavilion Aero13であります。
- リンク先”HP Unveils Pavilion Aero ‐ Its Lightest Consumer Laptop”(HP official Website)https://press.hp.com/us/en/press-releases/2021/hp-unveils-pavilion-aero.html
1Kg未満と軽いし安いし造りもよろしい。速さもRysen。
去年出てたらM1 Macbook Airとかなり悩んだでしょう。ついでに申しますと半年M1 Macを使ったいまなかなか「うーむ」であります。
Pavilion Aero13をM1 Macbook Airとスペック比較
ひらたく言えば軽いし安い、ディスプレイの解像度はMacbook Airと同じです。
Pavilion Aero13は10万ぐらいで現実的な構成になる可能性大
発売予定は米国HPサイト(HP.com)で2021年7月、小売店は秋とのこと、日本でも同様かと。現地価格で最小構成が749ドルですから単純に換算すれば¥83,000あたり。
SSD:512Gb/メモリ:8Gbがひとつ目安で、749ドルの仕様では無理でしょうが、恐らく1000ドルあたりではないかと。
M1 Macbook Airは現実15万は必要です。それに対しPavilion Aero13は10万円ぐらいでいいところを狙えるはず。
「サブスク」なんてサービスが出てから、はたしてこのパソコンは月3000円が妥当か、それとも4500円の価値があるか、なんてことも考えてしまいましてね。
マグネシウム合金シャーシの軽さ
それと軽さであります。歴代Macbookが全く冴えない項目です。
1kgを切るというのは割と重要であったりします。
マグネシウム合金製です。外出の多い仕事なのでノートパソコンの重さがどれだけこたえるものかは身をもって知っておりますが、これは合格です。疲れが違う。
なおある意味軽さは一番お金の掛かる分野です。900gより軽くなりはじめると加速的に価格が上がるので、この軽さと価格はバランスがたいへんよろしい。
またパフォーマンスは多分「実使用上なんの問題もない」と思います。Ryzen5800Uでありますから。そもそも動画編集とか重いゲームでもしない限り、そしてメモリが4Gbとかでない限り、高スペックは必要がありません。
M1を使ってよくわかりました。自分はこのチップの能力上限よりはるか下で使っております。
多分ですがM1世代が現役のうちに、その限界を見るなんて作業は一度もないかもしれません。
恥ずかしながらMacbookPro17”はそういう次第でありました。趣味が入っていたので後悔はありませんが、もっと安いグレードでも使い勝手としては変わりがなかったと思います。
CPUのベンチマークテストはもう気にしなくてよいのでは?
ここでパソコン新製品の説明に必ず出てくる処理能力のパフォーマンステストについてひとつ申し上げます、CPUベンチマークとかベンチスコアと呼ばれる一覧表のことです。
もう一般のかたが全く気にされなくてよい情報と思います。
この比較はWindows98からXPぐらいの頃、つまりハードウェアがソフトに全然追いついていなかった頃の名残です。その頃ハイスペックと普及機は使っていて本当にストレスが違いました。
しかし今は違います、Celeronですら全く普通に使える。お買い物ガイドには必ず載りますが動画編集かゲームでもしない限り無視して構いません。
もう少し具体的にいえばベンチテストの結果で「この処理項目ではあまり速くなかった」とか書いてあるものでも、メモリが8Gbあって1世代ぐらい前までのモデルならあとは予算で選んでなんの問題もないと思います。
それから最高パフォーマンスのモデルを買えば長く使えるかも、とも思っていましたが実際はそんなに変わりがない。
長く使う方をよく見ると「ネットを見るか文書作成なので古くても問題がない」という方がほとんど。そもそも処理能力はあまり関係がないようです。
もし強いてパフォーマンスを問題にするならば、むしろディスプレイの明るさ最大でどのぐらいバッテリーが保つかのほうが重要ではないかと思います。
ノートパソコンの消費電力でツートップはCPUとディスプレイです。あのディスプレイ輝度を下げてバッテリー時間を測るテストは参考として意味がなくなってきているような気がします。
HPのデザインはモートンウォレンらしい・B&Wと同じ
実はM1 Macbook Airを買うとき最後まで悩んだのがHPのSperctreであります。
買わなかったのは他のApple製品との連携、そしてX360の2in1がちょっとピンとこなかったから。
たぶん契約とかあるのでモデル名を明かさないのでしょうが、SpectreのデザイナーはどうやらNative Design、モートンウォレンらしい。
B&Wと同じ、P7などのヘッドフォンを出した時期とかぶる。特にSpectre13のリングヒンジは一発でホレました。言われてみればNativeDesign流カナモノの魅せ方であります。
元々HPのパソコンはデザインが遊んでいてかなり好きでした。
悪名高いAtomが載っていたにもかかわらずあのVivienne Tamエディション(HP mini1000)を買ったほど。
このゴールドを見ていると動作が固まってもなんとなく許せた。デザイン優先でデスクトップイメージもわざわざ専用(とてつもなく重い)を入れるなど明らかに無理をやっていたのがすごく素敵です。
Windowsですからどうやっても変えられるわけがないのに、しかもAtomというIntel不振のきっかけともなったダメCPUなのに痛々しいほど頑張っていました。
HPはメジャーなパソコンメーカーには珍しく常にデザイン入魂のラインナップがあります。
Pavilion Aero13のカラーバリエーションはベタにiPad Airみたいですが色使いそのものは悪くない。グリーンは割と欲しいと思ったぐらいです。
https://press.hp.com/us/en/press-releases/2021/hp-unveils-pavilion-aero.html
HPは定期的にクーポンを配るなど買いやすい。分割も無金利ですからアタシのようなものには嬉しい。
唯一問題があるなら半導体不足でしょう。リリース時期が遅れる可能性もあります。
それはさておき、もし今ノートパソコンを検討しているならこれが出るまで待ってもいいかもしれません。Macbook Airと並べて悩むのもありだと思います。