iPadOS15はiPad Air2に対応します、しかしいい加減オンボロです。今回Airの小型版になるとの話もあって「mini」が初めて射程に入ってきました。
iPad関連のリーク情報は不正確
モデルチェンジが予想されているのは
iPad mini
エントリー版iPad(無印iPad)
これら2機種ですが飛び交うリーク情報はiPhoneに比べると不確かです。
プロセサチップや画面サイズのような基本的な部分さえ確定と思われるものがない。わかっていることは
- miniは狭ベゼル化に伴いデザインが大きく変わる
- miniの画面サイズは大きくなる(8.3〜9インチ)
- 無印iPadについてはほとんど情報がない
ということだけ。Air調のスクエアになるというデザイン情報も確かではありません。
プロセサもA15ではなくA14Xではないかとする情報すらあります。もし本当ならばここは少し足踏みをしそうではあります。
リーク情報はサプライヤーに流れた試作機の情報と量産版が混在しているようです。
Airに近い・検討するのは大画面のmini
今回のminiはつまりAirに近くなるということかと。
今までminiを買おうとしたことはありません。小さくて魅力的ですが今までの大きさ(7.9インチ)なら多分大画面のiPhoneを選ぶ人が多いのでは。
ビューワーとしてみれば画面の大きさが本や雑誌に近いほどいいですし、後述のとおりノートパソコン代わりで使えないかと長く思っていたこともあります。
ノートパソコン化が無理とわかった今、狭ベゼル化で画面が9インチに近づくとminiの可能性がある。
iPadのノートパソコン化はあきらめた
早くからiPadはノートPCの代わりになると紹介されていました。アタシも大いに期待した。いろいろ試しました。
結論からいえば絶対に代用できません、全く違うもの。
ライトな作業ならばという条件付きで、例えば学生向けにPC代わりに勧める話もありますがおやめになったほうがいい。
あれは無責任な意見です、学生って普通はお金ないんですから。
記事見てもらうためだけにいい加減なこと書きなさんなって、買って後悔の気の毒の度合いが違うでしょ。
ノートPCの仕事はできない・最初から考えられていない
無理やり仕事に持ち出してわかるのは
- マルチタスクなんて絶対無理、つまり資料を見ながら作業することはできない
- 特にExcelは困難に近いレベルの使いづらさ
ということです。
ノートPCは簡単にできますけど、iPadの画面切り替えは「かなり練習が必要」。
- Slide Over(スライドオーバー)
- Split View(スプリーットビュー)
この2つを説明なく使える人はいないと思います。実をいえばアタクシもいまだに間違える。
と言いますかもう使わなくなった。これでマルチタスクとか言い張るのは無理があります。
いちいちジェスチャーが必要ですから画面(この際ウィンドウと呼んでもいいですが)の切り替えは常にストレスです。
マルチタスクに関する限りはまだAndroidのほうが優れています。
またタッチ作業のために腕は宙に浮かんでいることが多い、単純に疲れる。
マウスで腱鞘炎(けんしょうえん)とかのレベルじゃない。
同時に開ける画面やアプリは厳密には合計4面らしいですが、位置も大きさも制約のある4面。
Excelや文書作成でこりゃないです。
慣れないことを差し引いても30分で終わるようなExcel資料の作成が1時間経っても終わらない。
なお外部ディスプレイが使えればまだよろしいのかもしれませんが今は無理。
フルスクリーンで観られるのは動画だけです。
恐らくですがプロセッサの半分も能力を使っていないんじゃないでしょうか。
Excel自体はPCとほとんど同じ動作になった(ごく最近)
なおExcelですがマウスが使えなかった頃は本当に何もできませんでした。
マウス対応となった後も、しばらくの間は保存がコピーになったり日本語変換候補がおかしな位置に出たりといろいろありました。
しかし標準的な表作成について今はほぼPCに似た操作感です。10キーで数値を入れられるというだけで感動しています。
ただ上記の通り複数の資料を同時に見ながらの作業ができないのであまり意味がない。
ドラッグドロップはできない・だがファイル管理はマシになっている
最初にこれをいうべきかもしれませんが、ファイル管理でいわゆるドラッグ&ドロップはできません。
つまり基本のマウス操作には対応していない。
ただ「ファイル」アプリによる管理はかなりマシになってきました。今フォルダやファイルの移動はできます(こんなことを言う自体どうかしてるのかもしれませんが)。
ごく最近OneDriveを「ファイル」アプリへ追加できるようになったことで実用性は格段に高まった。Office365を使っていて他のクラウドは使わないので。
繰り返しますが、ノートパソコンの代用は無理です。
上記ももう何年も前からみんなが期待してて、それでもできてない。
ここまでくるとアタシが生きてるうちに実現するのかしらっつーぐらい。
そもそもiPadは何に使うものなのか
iPadの最適な用途は何か。
未だに結論がない。いろいろできることが逆に混乱させます。個人的には、
- テキストエディター:文章を書く道具、POMERAみたいなもん。
- ビューワー:本・動画
この2点で一番役に立っています。テキスト作成はiPadとワイヤレスキーボードの組み合わせでかなり良い感じであります。
この組み合わせは大抵のノートパソコンと同じ。
この組み合わせで実測930g、キーボードは10キーレスなら更に軽くなる。
サンワダイレクト400-SKB064Eはマルチペアリング&Fキーレスという完全なiOS仕様ですが、軽くて使いやすい。値段も仕事でガシガシ使える。
マウスはMicrosoftに限る(KTF-00062)、これはAppleが敵わない。
動作が早い、思いついたらすぐ書けます。
ビューワーは、もっと具体的には動画とKindle。
恐らくですが、動画をみないし電子書籍は利用していないという場合iPadを買う動機はかなり薄れると思います。
Appleも最初iPadに期待したフシが・Macbook Airのデザインが続いた(理由かも)
miniに関心がありますがそれは現用Air2に画面サイズが近づいているから。
本心をいえば画面は大きいほどいい。12.9インチはローエンドでも出して欲しいです。
最近AppleはiPad miniの画面サイズについてアンケートを取ったりしているらしいです、まだいろいろ試行錯誤しているのだと思います。まさか未完の大器で終わるとかはないと思いますけれど。
ということで新型iPadのリーク情報とは少々外れましたが、iPadはノートパソコンとしては使えません。
御託になりますが、Macbook Airがずっと同じデザインで続いてきたのはAppleもごく最近までiPadがノートに代わることを期待していたんじゃないかと思うほど。
「違うものだ」って言い張ってましたが。マウスは使えるようになったし、iPadOS15はそっち系に振り始めています。