オーディオアイテムとして大変使えるIKEAのスツールですが、ひとつ問題が。
どこで買うか、つまり近所にストアがあるかどうか。
悩みはIKEA公式のオンラインストアで解決のはずが、正直申しますといろいろと使いづらい。
在庫がない、またはあっても買えない。
送料が高い、などなど。
アタクシも色々使ってどうやらその仕組みと「活用方法」がわかったようです。
小物配送サービスを効率よく利用
これらしい。
そもそも公式オンラインストアがあるのに何故代行業者が成り立つのか、その理由も。
- IKEAオンラインストアとは・基本どんな商品も販売、配送
- 「在庫切れ、配送できない」のは店舗優先が理由
- 「在庫あり」でも注文できないのはストア販売分が少ないため
- お気に入りリストを活用・送料を安くするには「小物配送サービス」でベストの組み合わせを作り上げること
- 送料についてIKEAの言い分・来店する/自分で運ぶ手間よりは安い
- 「小物配送サービス」に入るギリギリ上限を狙って買ってみた
- イケアサポートは「まず繋がらない」・30分待ちはザラ
- Amazon・Yahooショッピング・楽天からも買える(ただし代行業者)
- 代行は良心的運営・IKEAも暗黙のうちに認めているフシあり
- 今のご時世、趣味ぐらい待ってもいい(趣味・インテリアだし)
IKEAオンラインストアとは・基本どんな商品も販売、配送
IKEAのオンライン販売は基本的になんでも取り扱う。販売しないのは食品ぐらいではないでしょうか、キッチンも売るようですから。
無論スツールなんて余裕であります、インテリア小物でいえばガラス製品(ランプや花瓶、グラス)も通販対象です。
方法は2つ・「公式サイトで発注」「電話注文」
最初に申し上げますと、うまく使えばIKEAオンラインはちゃんと買えるし満足感もある。
買う手段は2つ(リンク先はIKEA公式個別ページ)
なお先に申し上げますと電話による注文はカバーエリアにない在庫の取り寄せも可能ですが
- 電話がつながりづらい(数十分の待ち時間はふつう)
- トータルコスト(配送費)はIKEA公式サイトのフォームから買うよりかなり割高になることがある。
のでおすすめは致しません。
何がなんでもお目当てが欲しいという方向けです。
万人におすすめの通販利用法とはとても言えません。
この記事のテーマのひとつでもありますが、普通に利用する限りIKEAオンラインの送料は普通です。
「在庫切れ、配送できない」のは店舗優先が理由
ストアに行くのは面倒
そもそも近隣にストアがない
だからネットで気軽にIKEAを利用したい
そのために作られたのが「IKEAオンラインストア」
ではありません。
IKEAオンラインの目的は「リアルストアへの誘導」
やがてはストアに来てもらうこと。
これが大目的です。
オンラインストアはIKEA製品・サービスに興味をもつきっかけ
だから店舗の近隣しか販売しないのです。
「ネットで気軽にオンラインショッピング」は考えていない
お店に直接行くよりも便利には違いない。
しかしAmazonや楽天・Yahooの感覚で使える通販ではない、これははっきりお伝え申し上げます。
ですからIKEAファミリー会員に登録する前に、以下に述べます安く、トラブルのない買い方についてご一読いただいたほうがよろしいです。
なにせ南蛮渡来。
もちろんIKEAも人の子、理も情も解するとはいえ日本のあきんどとはかなり手口が違う。
この差について情報がないため、普通のネット通販の感覚で利用することになる。
結果として少なくない方々が、怒りのあまり熱狂的な「無印良品」「ニトリ」ファンになっていることはひとつの事実です。
「IKEAオンラインストア開始!おしゃれな家具・グッズをネットで気軽にショッピング」
というお話がありますが、罪な情報だと思います。
上記のように「アンチIKEA」を量産しているのですから。
読み手にとってもイケアにとっても不幸です。いくつかの点について理解してさえいれば(あるいは最初から期待しなければ)オンラインストアは逆にIKEA製品を楽しめるツールになるのに。
IKEAの方針「オンラインはリアル店舗の延長」
まずIKEAとしての大方針、私たちにとっては制約そのものです。
「ストア体験」、全てがこの言葉に集約されます。
オンラインストアで買った人々が
「すごくいい!IKEAのストアに(どうしても)行ってみたい」
と思ったら目的達成です。
通販はあくまでリアル店舗の延長
そこへ誘導するためのきっかけが「IKEAオンライン」です。
オンラインを体験した人がいずれストアに来店し「IKEA店舗を体験をしてくれること」
これこそがIKEAの希望であり、オンラインストアの目的であります。
だからオンラインストアの対象エリアが狭い。
不思議だなと思っておりましたが、リアル店舗のない地域にデリバリーする理由がない。
売ったってお店に来てくれないと考えているからです。
在庫も配送作業も店舗が優先、しかもストアスタッフで運営
国のすみずみまで物流が発達した日本において、珍しく制約が多い販売形態の理由です。
- 店舗がある地域(カバーエリア)限定のオンライン販売
- オンラインストア業務(特に発送)はリアル店舗の人員によって行われる
- 販売在庫は店舗優先
ということ。
以下をご覧いただくとわかりますが、IKEAははっきりストアに来店する顧客を優先しています。
ストア在庫にゆとりがあればオンラインで売る・いわゆる「ネット通販」ではない
来店顧客を優先とは以下です。
- ストアでの販売分を確保したうえで、さらにゆとりがあればオンラインで売る
- オンラインストア業務はあくまでストア運営の一環。人や設備はストア運営が最優先。
- 本来はストアで現物を実際に見てほしい、そしてストアの雰囲気を体験してほしい
繰り返しますが、「ストア体験のきっかけ」、これがIKEAの大方針。
売上を稼ぐことが目的のいわゆるネット通販とは根本的に違う理由です。
カバー外の地域は注文できない・代行業の理由
そのカバーエリアについて。
これはストアの近所という意味とはちょっと違いまして、はるかに広い地域。複数の都道府県にまたがるぐらいの広さではあります。
ただ全国展開には程遠い。
先に結論を申せば、IKEAの店には興味がなく家具そのものに魅力を感じたなら代行業者の利用は現実的です。
オンラインのカバー地域はストアの近隣限定
上記のとおりストアのカバーできない地域は基本的にオンラインストアサービスを提供しない。
使ってみて代行業者さんが成立する理由がわかりました。
なお代行業者は個人の転売などではなく、それ専門の会社として成立しております。
イケア側もむしろ積極的に活用する方針ではないかと思わせるほどです。
「在庫あり」でも注文できないのはストア販売分が少ないため
オンライン販売対象の地域範囲以上にちょっと困るのが「Web上では在庫が見えているのに受注を受けない」ということ。
これにお怒りの方は大変多い、ただIKEAなりの理由がある。
ストアの販売在庫が少ないと「在庫なし」「店舗受け取り」に
このお怒り、具体的には
- 「在庫あり」のステータスでも何故かオンラインストアの受注画面に進めない。
- 受注画面に進めたのに、配送不可になってしまい店舗受け取りのみしか選べない
以下の状況がIKEA内部で起こっております。
- 在庫はあるにはあるが、ストアの販売分を確保すると無くなる。
- ストアの通販発送の工数(つまり人手)が足りない。
この2点いずれかのため、Web上では在庫ありのステータスでも発注画面に進めない。
または「店舗受け取り」しか選択できないといった状態になる。
かなり頻繁に遭遇します。
何がなんでも「ストア体験」・「店舗受け取り可」だけはきっちり入れる
よせばいいのにと思うのは、配送不可でも「店舗受け取り可」は入れてくること。
しかも取り置き工数の対価として数百円を取ります、いかにもあちらの感覚です。
欲しければ店に来いってことでして、「どうあってもIKEAの店に呼ぶ」という大方針を徹底している。
日本のあきんど感覚では顧客を怒らせる効果しかない。
こういう商売、アタシャ夢寐(むび)にも思いついたことはないです。
IKEA好きとしては、早めに気づいてこれ止めてくれたらアンチIKEAが減るのにと思っております。
(結論)ストアの販売在庫を確保できた時、「在庫あり」「配送可能」
まとめて申し上げますと以下の3条件が揃って初めてオンラインストアで発注が出来るわけです。
- 送付先住所がストアのカバーエリアである
- ストアに在庫がある
- 在庫量はストアでの販売量を確保してさらにゆとりがある
こういう商売はあまり見たことがなくて、南蛮流は大きく出るなと驚く内容でした。
電話注文サービスははっきり高額といえる
ここで冒頭の電話注文を連想されるかと。
カバーエリア内にない在庫も手配できる
というのはオンラインの入力フォームにはない利点です。
ただはっきり割高な発注方法です。
- カバーエリア外からの取り寄せは配送料が割高になる
- 通話料金が20年ぐらい前の携帯並み、しかも数十分待たされることが多い
(固定電話は8.5円/3分・携帯電話は10円/20秒) - 基本IP電話はつながらない
電話注文によらずIKEAオペレーターの方々はとても親切丁寧なんですが、そこまでたどりつけない。
30分待たされたら携帯電話代だけで900円かかるんですもん。
しかも付帯費用がこれほどになると。
よほどの大型家具ならば吸収できそうですが、趣味でメインとなるような小型家具や小物では全く非現実的な値段になってしまう。
お気に入りリストを活用・送料を安くするには「小物配送サービス」でベストの組み合わせを作り上げること
さて、そうは言っても北欧風が欲しいわけです。
カバーエリア内であり在庫もある、あるいは在庫補充を待てるものならば買ってみましょうと。
実際スコグスタなどをそうやって入手しました。
ここで配送料の話が出てまいります。
結論を先にいいますとまとめ買いがよろしい。
それも「小物配送サービス」に目一杯詰め込む、その組み合わせを探すのが安く買うコツであります。
方法について簡単に申せば、
- 気に入った商品をどんどんお気に入りリストに放り込む
- そのリスト中の製品でゆっくり組み合わせを考える
となります。
複数の「小物配送サービス」単位に分ける
なお基本の輸送コストについてざっと申し上げれば
- 小物配送サービス:1,000円前後(1つの梱包ダンボール箱の配送あたり)
- 大型家具:5,000〜13,000円前後
大型家具はこれは多くの場合どうしようもない。組み合わせなんてありません。
しかし多くの方は小さな組み立て家具やグッズでありましょう。
気になるものはとにかく「お気に入り」に放り込む
つまりは「小物配送サービス」、1回のオーダー単位で小物配送用の1段ボールにうまく収められるかどうか。
コツは簡単、気に入った商品があったらとにかく「お気に入り」ボタンを押してお気に入りリストに放り込む。
そうしておいてから実際にカートに入れてみて色々な組み合わせを試す。
配送料が表示されますから一番たくさん入る組み合わせをこれで見つけるのです。
「お気に入り」アイテムをカートで組み合わせ試し
カートから合計金額を知るには一度郵便番号を入力する必要があります。これが地味ながら実に手間でいちいちカタログから選んでいたら1時間ぐらいあっという間に過ぎてしまう。
お気に入りリストに入っていれば繰り返しの手間が少しは省けます。
商品を探す手間はなくなるので。
なぜイケアの配送料は高いと言われるのか・店舗の負担削減のため
まとめ買い、それも組み合わせが大事なのは、
下手にあれこれ選ぶとカートに入れたときの配送料の高さに驚くから。IKEAの配送料は高いと言われております。
配送・梱包も「ストア要員の作業」・しかも梱包仕様はバリエーションすくない
結論を申せば、通販向け人員が少なく、梱包仕様も種類が少ないからです。
オンラインストアはリアル店舗業務の一環、工数をかけないのです。
例えばAmazonは素早く安く配送するために細かく梱包仕様を決めております。
IKEAは違う、バリエーションは数通りのみ。
梱包・出荷時は組み合わせなど考えず、どんどん放り込んでいく感覚です。
少人数の運営ですからそうするしかない。
(特に小物)どんどん小物配送ダンボール箱が増える仕組み
そのために
規定の大きさに入らないものはどんどん「2個目」「3個目」の輸送用段ボールにまとめられてしまう。
結果として配送料がはね上がる。
もちろん発注前の最終金額では配送料が見えますからそこでは気づきます。でも気分は悪いしまた組み合わせを変えなきゃいけない。きわめて面倒であります。
今回はスツールの他にも色々買い込んだので正直途中で嫌になった。代行業者にするかなと一瞬思ったほど。
料金情報(リンク先IKEA公式ウェブサイト)・小物配送サービス・大型家具向け
なおストアからの距離、そして商品の大きさと搬入の条件に変わります、詳細は以下の公式リンクから。
なお配送費はキャンペーンで安くなることがあります。
送料についてIKEAの言い分・来店する/自分で運ぶ手間よりは安い
人によっては嫌な思いをしたであろうことは理解できます。ただ本当にIKEAの送料は高いという評価は客観的といえるのか。
IKEAの考えかたは「店舗に来て自分で運ぶ」より安いかどうか
個人的には手間に対する考え方の違いかと。
実は使ったアタシとしてはごくリーズナブルだと思っています。
具体的には上記の販売エリアと在庫に問題がなければ、小物で1,000円、大型家具で5,000〜10,000円前後は安めと考えます。
「交通費」「クルマで運ぶコスト」そして「家に担ぎ入れる労力」
日本各地、いずれにおいても交通費で片道500円なんて大した距離を移動できません。
現地に行って運ぶことを考えればたとえ電車であっても交通費ですぐ足が出る。
クルマはもっと大掛かりになるでしょう。
例えば大型家具で5,000円を超える「その他エリア」はストアからかなり距離があります、往復時間と運ぶ手間からすればいい値段。
またあの広いIKEAに半日いて飲まず食わずもないでしょう。
大型家具の配送料は安い・広いストア内では気づかない搬入の大変さ
しかも自分で行くと家の中までモノを担ぎ入れる必要があります。大型家具の配送料金については明らかに安いです。
ストアは広く、重量物を運ぶ配慮がされていて気づきませんが、自宅に運び入れる時にかなり辛い作業であることに気づく。
ガレージからの距離やちょっとした段差
これが苦しい。エレベーターにたどりつくまでが難物です。
あの大型家具、実は素人が運ぶもんじゃありません。必ず傷をつける。業者と違い保険がないから文句も言えない。
小物ならばどうでしょう、商品が下手に安いのでタクシーなんぞを使いたくなくなる。
たとえ数千円分の小物やイスでも実に重いのです、かなり面倒臭い。
ガラス製品なんて割ることもある。
「憎いねアンタ」レベルの絶妙な値頃感であります。
ただこういう利口さは日本では顧客から確実に嫌われることはこの際申し上げたい。
「小物配送サービス」に入るギリギリ上限を狙って買ってみた
その利口な配送費用は基本的に定額。
ある一定の大きさ・重さまでは費用が変わらない。つまり一回の配送費で送れる上限ギリギリの重さ・大きさまで買うのがよろしいということです。
製品合計で1万円前後が一番効率が良いらしい
スピーカースタンドに使えるようなスツール類は基本的に「小物配送サービス」の扱いとなります。
一回の配送でこの段ボール1個分です。
大きさにもよりますが、IKEAが「小物」にカテゴライズする商品は1万円ぐらいまで一箱に収まるようです。
では特に小物配送サービスの活用に絞って経験したことを。
「欲しいものリスト」に少しでも気に入ったものを放り込む
まずはちょっとでも興味があれば「欲しいものリスト」にどんどん入れてしまう。
要らないものはあとで削除すればいい。
ともかく商品数が多く、しかも組み合わせては配送料を確認という手間がかかるのでこれがベストの買い方です。
「欲しいものリスト」→「カートに追加」→「配送料の確認」を繰り返す
ベストの(つまり一番効率の良い)組み合わせを探すのはパズルみたいなものです。
「欲しいものリスト」→「カートに追加」→「配送料の確認」
こいつを続ける、代行業者が使いたくなった瞬間です。
ストアでの買い物と違ってヒジョーにつまらん。
組合せを何度もトライ・配送料はショッピングカートで確認するしかない
面倒なのは実際にショッピングカートに入れた上で、さらに郵便番号を入れて自動計算する必要があるということ。
謎ルール・「小物配送サービス」箱に入らないのに1梱包にカウント
スコグスタは小物配送サービスの段ボールには入りません。
でも以下は2点なのに小物配送サービス1回分の配送料で送られてきました。
逆にベングトホーカンのように、重ねれば「小物配送サービス」段ボール(50cm×50cm)に2台入るのに、なぜか別料金となってしまう組合せもあります。
これは2台買ったので実際に重ねてみました。
段ボールに楽々入る、謎です。
予想できない「格安組み合わせ」がある・あくまでIKEAの都合
これは上記で述べたIKEA側の都合です。
繰り返しますが店舗の発送作業の負担を減らすため、組み合わせ基準はごく少ないバリエーションしかないと思われます。
こんな料金体系ですから組合せはWeb上のカート内で試算するしかない。
うまく組み合わせたら結果として配送料が大幅に安くなる場合もあるのです。
上記のように「小物配送サービス」段ボールに入らない「スコグスタ」が1回分の配送料でOKだったりする。
ただ在庫がなかったりすると面倒になります。
今回でいえばスコグスタは2本買う予定でしたが、組み合わせを試しているうちに在庫が減り1本しか買えなくなった。2本目の手配は10日後となりました。
おかげで一緒に買う他のものを再度選ぶハメになった。
これは運が悪い例ですが、その後も起きた事例です。わりとあるらしい。
新年度がスタートする4月などは注意であります。
パーツ欠品がたまにある・受け取ったら最初に部品の数を確認
なおオンラインストアでの注意として「到着したら部品の有無だけはただちに確認する」ということがあります。
実はIKEA製品では製造時の梱包ミスで組み立て家具のパーツが不足していることが結構あります。
これ、10年前からほとんど変わりません。
週末ワクワクしながら組み立て始めて、途中でパーツの不足に気づいた時の絶望感は相当なものです。
これは店舗で買う場合も同じ、たまに購入してすぐ店頭で開梱してパーツを確かめる人も見かける。
最初は「変な人だな、なにをやっているんだろう」と思いましたが、部品の有無を確認していると気づきました。
実に賢明です。
不幸にしてパーツが無かったら・スペアパーツをオンライン手配(申し込みURLあり)
確認自体は簡単です、入っている図面の最初のページは必ずパーツ一覧です、このうちネジのような細かい部品のみ現品の数量を確認します。
なおネジや細かい部品をオンラインで手配することができます、ポストに投函してくれます。
IKEAスペアパーツ注文ページ(https://www.ikea.com/jp/ja/customer-service/returns-claims/spareparts/)
イケアサポートは「まず繋がらない」・30分待ちはザラ
繰り返しますがサポートについては現時点(2021年)では期待しないでください。
対応は丁寧ですがそもそもつながりません。電話・チャットともに同じです。
IKEA嫌いが無印良品とニトリファンになる理由
『IKEA嫌い』になるかたは共通した体験があります。
パーツの欠品とつながらないサポートのツープラトン
リアルファイトですからこれで完全に頭にきて無印良品とニトリファンになるというケースがほとんどです。
無論全部が欠品というわけじゃない、少数例です。
しかし国産と比べればわりとあるトラブルです。
椅子の足が足りないなどはさすがにありませんが、とにかくネジ類やダボの欠品が多い
繰り返しますが一応フォローすると「少ない事例」ではあります。
ほぼすべてきち〜んと入ってます。
ただアタシも数回食らった。木ダボが少なかった時はもう面倒になって近所のホームセンターで似たものを買ってきました。
ストアではサービスカウンターのパーツ持ち帰りが常識
ストアのサービスカウンターには主要なネジ・部品類をフリーで配布する部品・パーツ検索コーナーが常設してあります。
ストアで買うときは用心のためにこのコーナーでパーツを持ち帰るのが普通になっている。
もし行かれる際はかならず立ち寄って部品を持ち帰ってください。そのためのコーナーです。
しかしオンラインストアはこれができません。
不備があっても再手配は時間がかかる、そのため到着したら最初に確認します。
つながらないことで有名なIKEAサポート・電話もチャットも
なおこれは本当におすすめしませんが、イケアのサポートに直接連絡するという手段もあります。
しかしながら繋がらない、本当につながらない。
チャットで30分以上待つとか当たり前です。
一応(本当に一応です)以下がその連絡先になります。
「イケアサポートにようこそ」(https://www.ikea.com/jp/ja/customer-service/contact-us/)
対応時間は10:00~19:00です
くどいようですが会社の休み時間にかけても絶対に繋がらないです。
気持ちを落ち着けてゆっくりお茶でも飲んだほうが建設的であります。
IKEAもサポートそしてオンライン販売に問題ありと意識している
なおIKEAは、というより日本法人がこの問題について認識していることは確かです。
「オムニチャネル」「タッチポイント」とか胡散臭いカタカナを使うあたり、まだシャバ気が残っていることが伺えますが、とにかくEC売上が増える中で(しかも電話注文まで始めちゃって)かなり現場もハードな環境になっているのだろうとは察せられます。
インターネット経由での販売は好調で、IKEA全体では相当の売上を稼いでいる。
ただIKEA全体が好業績のなか、日本法人の業績は実はぱっとしません。発言力があるかどうか。
IKEAは年商5兆円に近い巨大企業、しかも外資です。
非上場ですから株主の意見も聞く必要はない。
業績の低迷する日本法人からの提案が受け入れられるかといえば、個人的には疑問であります。しばらくこんな調子ではないでしょうか。
なお日本人スタッフはおそらくこのことを切実に感じているでしょう、しかし長年変わらないところをみると風通しのいい社風とはいえないのかもしれない。
アタシはもう10年買っている、それでも変わっていない。
買う側としては、目的が合えばモノは良いので割り切って使うしかありません。代行業者も選択肢となる理由です。
Amazon・Yahooショッピング・楽天からも買える(ただし代行業者)
ここまでご説明申し上げたとおり、商品がない、またそもそもオンラインストアの対象外という地域は多いのです。
障害、まではいかないもののハマるとイラつくであろう点もある。
これが代行業が多い理由です、これは全くの当て推量ながらおそらくIKEAも積極的な意味で黙認していると思われます。
黙って見ていても自費で在庫してくれて発送もサポートも人員を揃えてやってくれるからです。
メジャーな通販サイトのイケア販売はすべて代行業者が専売
代行業者のみなさんはAmazon・Yahooショッピング・楽天それぞれでサービスを提供しており本家の製品をそのまま買えます。
PS5やゲームであるような個人や海外の怪しげな転売稼ぎではありません。
法人としてきちんと運営され製品のクレームにも対応しています。
商品の在庫や組み合わせで悩んだり、不良対応で時間をとられることを考えると現実的です。
品薄で価格を釣り上げたりしないしカバー地域は全国、また各ECサイトの規定に従うので本家よりも配送料はおおむね割安。
ただ在庫しますから管理手数料分だけ価格は上がる、差し引きゼロかやや高いといったところでしょうか。
取り扱い製品は種類を絞る分、あまり欠品がない様子で
- 公式オンラインストアのように待たさない
- 不具合は返品・返金で対応
とこれは感心です。
代行は良心的運営・IKEAも暗黙のうちに認めているフシあり
代行業者は
- 在庫をもって即配送
- クレーム対応もすぐ応じる便利さ
これらが前提。
極めて運営がスムースで良心的なことから、イケアも暗黙のうちに住み分けを認めているフシすらある。
代行販売業者は「とにかく急ぐ」「手間は嫌」なひと専用
頼まなくても流通在庫を持ち、クレーム対応もしてくれるわけです。
年間の運営コストでいえば大変な経費削減です。
代行業者はIKEAからすれば便利この上ない存在・自社投資は不要
イケアからすればこんな便利な存在はない。
自社が物流に投資しなくても不足をおぎなってくれる存在と見ているようです。
個人の転売ではなく会社組織ですし、手放しでもうまく運営してくれる。
コロナによる物流混乱、ウッドショックにより在庫は常に不足気味
なお我々消費者にとって面倒なことがあります。
IKEAもコロナ流行による混乱を大きく受けていることです、具体的には
- 生産量が減っている(生産国でのコロナ流行から工場が動かない)
- 物流の混乱(生産してもストア到着まで時間がかかる)
- ウッドショック(合板など木材の大幅な値上がり)
ウッドショックは今後も続く・イケア製品の価格にも影響する可能性大
うちウッドショックは合板価格が数倍に跳ね上がるほど深刻で、今後もいろいろ影響があると思われます。
たかだかスコグスタ1脚を追加で買うのにアタクシが半月を要した理由です。
無いとなったら本当にないらしい。
まあ電子部品も「納期1年」が当たり前ですから驚きはありませんが、ため息がでる。
IKEA代行業者を「おすすめできる条件」は「すぐ・安心」して買いたいとき
繰り返しますが代行業者は手数料を載せた価格です。
ですから理解して買う必要があります。
言い換えれば以下のご希望があるならばお得であります。
- オンラインストアの欠品が解消するまでどうにも待てない
- 時間がない(Amazonレベルの簡単さで買い物を済ませたい)
- 部品程度のトラブルでやりとりは嫌
- 欲しいものはあるがまとめ買いするほどの量ではない
- 製品が欲しいのであってIKEA店舗で遊ぶことに興味はない
という方々向けです。
そういう動機ならば、確かにクルマや電車で買いに行くより安いし時間もかからない。
今のご時世、趣味ぐらい待ってもいい(趣味・インテリアだし)
とまあこんな調子でIKEAの通販は面倒がある。
冷静に実コストの比較をすれば確かに直接ストアへ行くより手間はかからないのですが、Amazonで慣れた感覚からするとなんともはや、といったところです。
繰り返しますが、このサイトでIKEA代行業者のリンクを載せたのは
あくまで面倒は嫌、あるいはいつまでも在庫がなくて呆れ果てたという方向けです。
実をいえばアタシは待ったっていいやと思っています。
代行業者を使わなかった理由です。
IKEAは通販に注力するつもりがない(今後はわからない)
一時期はストアへ歩いて15分というところに住んでいたこともあり、オンラインストアの使いづらさにはアタクシも最初かなり戸惑いました。
サポートは簡単につながらない、激怒する人がいておかしくないレベルです。
オンラインはストアで運営・通販がうまく行くわけがない
よくよく考えればオンラインストア向け在庫はストア任せというのは経営方針がどうかしてるわけです、店の人が気の毒。
「誰も管理していない」というのと一緒であります。
IKEAの公式オンラインストアは待てる方以外はおすすめしません。アタシ自身も待てる前提でしか利用しない。
今回利用はしませんでしたが、代行業者さんにはそれなりの意味があるという訳です。早いし面倒がない。
次回は使うかもしれません。
つながらないカスタマーサービスやチャットは手抜きではない
2017年から始めて未だつながらないカスタマーサービスやチャット(繰り返しますが誇張でなくつながらない)。
手抜きではなく今の方針としてオンラインストアを重要視していないとしか思えません。
恐らく運営コストの上限(人員など)も決めていると思います。
今後はわかりません。おかしなコロナウイルスとやらが収まる様子がありませんし、人との接触を避けるという意味では家具やインテリアも対面販売とともにオンラインが重要になるのかもしれない。
ただ今のところIKEAは店舗以外で無理して売ろうとしていません、多分オンラインはいつでも伸ばせる分野なんでしょう。
趣味ならのんびりオンラインストアも待つよ
個人的にはこういうのんびりもまあいいやと思っています。
ぼんやりした商いだけれど、まあ実害もないし(インテリアは趣味)
いまどきぼんやりした商いといやその通りですが、翌日配送とか世知辛い話ばかりです。
これが電気・水道・ガスや消耗品やは大いに困りますが家具、つまりインテリアです。
ましてやオーディオ、今日明日どうしても必要ということは(個人的には)ないです。
アタシの趣味のために、見ず知らずながら誰かが過労で倒れた、なんて話のほうが寝覚めが悪い。
いやまあ、つまりはアタクシも過労で病院送りになったことがあるもんでして。
ありゃ苦しい。
スピーカーでいえば買ったあと仮に本棚においたところで、スタンド(椅子・スツールを代用)の在庫補充をどんなに待ったって半月です。
しかもアタシは貧乏暇無しの仕事ですからそのぐらいの時間はあっという間に過ぎる。
あのオーディオ専用とかいうごつい鉄製スタンドを部屋に置くことのほうが大問題、二度とやる気はありません。
趣味はゆっくりでいい・アタシも納期でさんざん苦しんだ
これまた全く自分の都合ですが、製造業は納期でキビしく追いかけられる仕事です。
大きな声じゃ言えませんが過労でおかしくなる人は珍しくありません。
納期やデリバリーって簡単に人ひとりやっつける力があります。
時々Amazonを頼むのも気が引ける時がある。うっかり台風とか大雪だと「今日やべーんじゃないか」と。
善人ぶるつもりはないです、アタシはつまんねえ損得で目の色を変えている人間であります。
でもまあ自分が毎日(しかも何年も)やられていると、人のそれもあんまり見たくは無いわけです。
生き死にの話でなし、趣味のものぐらいゆっくりでもいいではございませんか。