iPad mini 6にするか、それとももっと大きいAirかProか。
これは手帳と高級小型ノート、どちらを1年間仕事用で使うかの悩みに似ている。途中のフォーマット変更は苦痛を伴います。
ここで予想外にも無印iPad(第9世代)が良いことに気づく、その魅力について。
結論を申し上げますと、製造メーカーからみて無印iPadは光ってみえる。
『mini 6にできないこと』を考えると、実はAirやProと無印iPadには大きな違いがないことも気づきます。
なおこれは大事なことですが、スペック比較でいえば今iPad・iPhone共に性能が余っている状態です。
無印iPad(2021・第9世代)は最新のiPad mini6と比較したい
この2機種、リリース時期が絶妙でした。
最小サイズで最高スペック機と、レギュラーサイズでかつ普及型の最新機種が同時にリリースとは得難いタイミング。
ベストのiPad選びは今(2022年)第6世代miniか無印iPadの2択
先に結論を申し上げます
- 「iPadのつかいみち」という難問にひとつの回答を出したmini6
- 工業製品としての完成度をギリギリまで上げた無印iPad
今(2022年1月時点)iPadを買うとすればどうやらこの2機種しかない
これらが洗練されすぎてしまったため、他のシリーズは相対的に割高になりました。
特別な理由からどうしてもハイエンドiPadが必要という以外、AirとProはそれこそ根本的に新しくなるまで待ったほうが得策です。
iPad Air、Proと無印iPadの違い・ほぼ同じ画面サイズと性能
Pro、Airそして無印
性能は似ている、あとはサイズだけといってもいい。
このサイズ、何が違うのか。
どれがいいのか・最大の比較のポイントは画面の大きさだが・・・
前回と同じで恐縮ですがもう一度上記の画像をご覧ください。
mini6と無印を比べるとはっきりわかることがあります。
無印iPad(スペックこちら)に目がいくのは安いからだけじゃない。
画面の大きさと速さ
上位機種の基本を全ておさえている。
手帳やノートのような文具、あるいはモバイルディスプレイ選びと同じです。
大きさで決まる。
動画とKindle、そしてブラウジング(というよりショッピング)と用途が明らかなAmazon Fire HDがどのサイズでも成立するのとは大きく違います。
ここでベンチスコアの話がよく出てきます。後述しますが大きな意味はありません。
miniと無印・違いは「上質な手帳」か「完成された工業製品」か
mini6は今回のモデルチェンジで本質が変わった。持った途端につかいみちがイメージできるほどです。
あの上質さと絶妙なサイズはもう手帳です。
いっぽうの無印iPad(第9世代)は数年アタシがつかってきた旧iPad Air2(2014年)そのまま。
画面面積は10.2インチ、デザインもぱっと見では区別がつかないほどです。
実はこの「変わらない見た目」こそ最大の美点であります。
細部までダメ出しを続け、品質・精度がぎりぎりまで上がっております。
数年間「鬼のApple品質」の洗礼を受け続けた無印iPad
見た目そのまま、つまり基本のメカニズムは同じまま、細かくこまかく数年かけてアップデート。
ここが重要です。
「長く同じものを作り続けて」完成度をぎりぎりまで高めた。
世界中の製造業関係者が恐れるAppleの品質改善を同じモデルが7年間受け続けた。
これほど厳しい洗礼を受けた工業製品もちょっとありません。
外装も内部も造りはまさに完璧そのもの。
すべき仕事を完璧にこなします。
ProもAirも、もっといえばiPhoneはモデルの製造期間が短い。いかに大量に作ろうとも1年と数年では完成度は変わってきます。
いろいろと不満が出ながらもiPhone7ベースの「SE」が安定感のあるモデルとして続いているのがいい例です。
メーカーなんぞに勤めるとこういう製品がどうしても気になる。
無印にできること・ProやAirとほとんど同じ
しかし無印iPadは一番ローエンドであることは確か。
ではAirやProなど上位機種と比べてなにが違うのか。
以下は「比べたけれどほとんど変わりがない」というお話です。
いまのところiPadは「mini6とそれ以外」
端的にいえば
- 画面の大きさ
- 処理能力
- USB-CかLightning
これだけです。
あえていうならば、「iPad mini6とそれ以外」という言い方はできます。miniはできることとできないことがはっきりしている。だから傑作です。
処理能力は僅差・性能比較の必要はない
このうち処理能力の比較結果は僅差です、どれも速い。
少し前からAppleはiOS機器でも複数のCPUが混在するようになりました。
しかしOSのバージョンは基本的に1パターン。
つまり今iOSとアプリに必要とされる処理能力は「常に最新でなくともいい」わけです。
iPad比較は画面サイズこそ冷静に考えるべき
面白いのは画面の大きさに関する限り、
「iPad mini」と「それ以外」
しか区別がないということ。いまのところ持った途端につかいみちがわかるのはiPad mini6だけ。
これはiPadにして初めてです。
それ以外のiPadは今までと同じ、実際に使わないとわかりづらい。
無印さえも例外ではありません。10インチが何に使えるのか、12.9インチのほうがいいのか、触っただけではわからない。
そしてご覧のとおり
- 無印(10.2インチ)
- Air(10.9インチ)
- Pro(11インチ)
画面の大きさにほとんど差がない。
12.9インチのProは確かに大きい。しかし11インチからかけはなれて大きいわけではない。
冷静に考えれば13インチのノートパソコンより小さいのです。
iPad同士で比べるから『大きそうに見える』だけ。
しかも重量も値段も重い、正直可愛げがありません。
充分軽量で、しかも高性能な15インチパソコンが買えます。
Retinaディスプレイの美しさはレビューでしかわからない
アタクシ一応は「液晶ディスプレイメーカーにいた人間」です。
不良もたくさん経験した、良し悪しの判断も習った。
ですから新型iPadのディスプレイ、本当はホメちぎらなきゃいけない。しかし、
毎回絶賛レビューの画面ですが、
あれはもう随分前から旧モデルとの差がわかりません。
新旧Retinaディスプレイの違いを語ることは実用において無意味です。
ネットのレビューを読まずに「ディスプレイは前と同じです」と言われたら「そうか、前のもきれいだもんな」とか言いそう。
いくところまで行っております。
(閑話休題)ディスプレイ関連レビューはほとんどが煽りすぎ・OLEDがいい例
なおこれはヒマ話。
素人ブログだから言えることですが、ディスプレイ関連についてはかなりいい加減な評価がまかり通る世界だということを、この際はっきりと申し上げておきます。
簡単にいえば宣伝のため常に強いアピールを入れて、かなり無理な売り方をしている分野であります。
長くなるので多くは触れませんが、その代表がOLED(有機EL)ディスプレイです。
特に耐久性の点において本来ならば量産・販売できる技術水準にはありません。
どのカタログを見ても液晶に比べて5分の1前後の寿命
この耐久性は「テレビは5年以内で必ず買い替えている」という方以外間違いなく買って損をしますが、ほぼ全てのメディアとレビューが大絶賛です。
OLEDについては20年前から基礎技術で目立った進歩がないまま、ある時点でテレビが発売されたというのが正確な実態です。
極端な寿命の短さゆえに、そしてプラズマテレビよりもはるかに大規模に販売されているだけに、短期間で廃棄される製品が環境負荷の目立った要因としてコメントされる日が遠からずやってくるでしょう。
A13 Bionicは充分高性能・ベンチマーク比較に意味がない理由
話がそれた、肝心のチップについて。無印iPadはA13 Bionic。
つまりiPhone11Proと同じ。不安な方も多いと思います。
なるほど最新チップではない、でもいいんです。
先に結論を申し上げますと、無印iPadは長期で使える処理パワーがあります。
A15 BionicどころかA13も「パワーが余っている」
そもそも動画編集と重いゲームを除き、iPadはその能力をあまり使っていません。
というよりはっきり余らせています。
最新のA15 Bionicと旧型A13 Bionicの性能の違いを体感するなんて、iPadでやれる作業において難しい。
不可能と言っていいでしょう。
iOSというオペレーティングシステムがそういう作りだからです。
マルチタスクや外部ディスプレイへの出力など、負荷を掛ける処理をがっちり制限している。
パソコンとの最大の違いです、だから2014年発売のAir2がなんだかんだで使えてしまう。
機能制限は「iPadをノートパソコン化」できない理由でもあります。
ベンチマーク比較に意味がない・MacやPCほど重い条件がない
ですから可能な動作が制限されているiPadと、Macやパソコンを比べたベンチマークに意味がありません。
数値比較なのでもっともらしく見えますが。
少々意地悪な言い方をすればあのベンチテスト記事、書き手はわかって書いております。
なおiPad Proの売りのひとつである動画編集ですら、iPad Proをメインマシンで使うことなどないはずです。
バックグラウンドでの処理ができないのですから。
現場でのごく簡単な修正ぐらい。動画視聴以外はフルスクリーンで外部ディスプレイに出すことすらできません。
つまり一番処理が重いと言われる作業がない。グラフィックボードが強力かどうか、などということがそもそも問題にされないのです。
上記はM1Macbook Airを買う時、実はiPad Pro 12.9を考えながらも見送った理由であります。
iOSのCPU使用率は低い・iPad、iPhoneはシングルタスク
iOSで事実上許されるのは単一のアプリを使うことだけ、パソコンとは比較にならないゆるい条件です。
そこにあの高性能CPUです。
恐らくA13 Bionicですらパワーを半分も使っていないと思います。
最近のiPhoneやiPadが長持ちの理由です、随分前から高性能なのです。
iPhoneXですら不満がない人が実に多いことをお考えください。
実際社給のスマートフォンは、在庫があったついこの間までiPhone7か8でした。遅くて困る話は聞いたことがない。
仮想通貨マイニングで「オーバースペックのパソコンは損」に
なお以下は仮想通貨のマイニングで一部の人から広まり始めた風潮でもあります。
アタクシはああいったものに全く興味がありませんが、
仮にハイスペックを強調するパソコンを選ぶとき、
- マイニングをしながらさらに普通の作業もできるのか
- それとも普通のOfficeアプリすら使えないほど、並行して他の作業はできなくなるのか
- マシン価格+電気代をまかなうほどの効率があるのか
という考え方がだんだん強くなっています。
デジタルデバイスの価格を「性能への投資」と考えたとき、これはもう極めて合理的な判断基準です。
道具化は年々進んでいる。新型iPhoneの発売で徹夜する人ももういません。
いつかは使うかもしれない、でもほとんどその機会はないであろう処理のために高性能に投資することがはたして合理的なのか。
繰り返しますが、iPadやiPhoneは能力が常に余っている状態。
リッチなCPUでありながらマルチタスクはできないようになっています。
Kindleのダウンロードですらアプリを開き続けない限りは止まるのです。
無印iPadは徹底的に実用スペック、しかも最安
ひるがえってここが無印iPadのいいところ。
iPhoneを含めたiOSシリーズ中でも徹底的に実用性能です。
オーバースペックがひとつもない、しかも今回256GBモデルが選べます。
容量は256GB一択・Lightningの転送速度なら実用的
動画も電子ブックも、撮った画像の簡単な加工もゆとりを持ってできる容量。
今使っているAir2から言えますが
正直128GBはツラい、なんというか「いつも足りない」
ラインナップから消えたのもわかる
何かを入れるには何かを消すという作業が常に必要となる
しかもLightningですからデータ転送速度はUSB2.0クラスです。
256GBは一番よろしいかと。
なおLightningは手持ちのケーブルやアクセサリーもまだいっぱいある。
本心を言いますとあのアクセサリ全部買い換えろとかはカンベンして欲しい。
64GBは足りない・iPadに失望するひとが一番買っている容量
なお64GBは買わないことを強くおすすめします。安くないし使いづらい。
あれは法人や教育向けモデルで、個人がコンテンツを楽しむことは全く考えていません。
iPadに失望する人が一番買っているモデルです。
少し使っただけでも画像を消さないとソフトウェアアップデートすらできなくなるほど。
またあまり言われていませんが、2年も経つとクラウドストレージやテザリングのため追加する通信費がかさむ。64GBは安くありません。
Appleは販売価格を厳しく守っているのでAmazonの不定期セールか旧モデルの整備済み品を買うしかありません。いずれも欲しい時に買えるわけではない。
定価より安く買う方法はありませんが、実質安く使う方法はあります。64GBモデルを現金で買うよりも負担が少ないはずです。
無印iPadはCellularモデルを選ぶべき理由・その買い方も
Cellularモデル設定もきちんとございます、ここは外せません(本当に必須機能です)
これがあるとないとではiPadの意味が完全に変わってしまう。
どんなiPadを買うにせよ、Cellularモデルにされるべきです。ただdocomoなど大手キャリアの扱いモデルでなくていい。
SIMフリーを大手量販店、というよりビックカメラで。
64GB・Wi-Fi専用モデルを現金一括で購入するよりも、256GB・Cellularモデルを長期の無金利分割購入するほうがはるかに負担が少ない。
GPS機能はCellularモデルのみ
動画を観たり大きなデータをダウンロードするのはWi-Fi専門だとしても、Cellularモデル一択です。
iPadがパソコンとは全く違う一番の理由でもあります。
なおほとんど宣伝されませんがWi-Fi専用モデルにはGPSユニットが搭載されていません。
地図・マップアプリはWi-fiかテザリング接続した時のみしか機能しません。
この状態、かなりのストレスであるとだけ申し上げます。
月額数百円の格安SIMでいい
なお入れるSIMは月あたり数百円のもので充分。大容量プランの高額データSIMは一切不要です。
また無印iPadは5G規格には対応しておりませんがもとから不要です。
なお5G対応はiPhoneでもよく言われますが、現時点でまったく不要と申し上げます。
Cellularモデルの意味は長くなるのであらためて。
数年かけた完成度・ボタン一個までカイゼンし尽くされた
原型のiPad Air2、登場は2014年です。アタシのは本当によく働いてくれました。数年間通勤にはほぼ毎日一緒だった。
でもボロい。
画面も割れてないし凹んでもいないが細かい傷はいっぱい、ボロボロ。
おかげでこのかたちは感触からしてよくわかります。
7年をかけて『カイゼン』した・他のiPadとの最大の違い
無印iPadはどうか、見た目はまったく同じです
でも触る微妙に違う、新品だからではない。
7年間かけて目に見えないような細かい不具合を発見しては地味につぶし続けてきた。
ボタンのタッチにいたるまでギリギリまで改善し尽くされました、ちょっと感動ものです。
しかもAppleの品質基準、業界では最も恐れられております。
部品1個に至るまで「カイゼン」。これがmini6にはない明らかなメリット
その他のiPadも同じです、こういう緻密さはない。そこまで長期生産のモデルはいまだないのですから。
強烈なAppleの品質向上は取引中ずっと続く
内部の部品は同じ規格でも、性能と、なにより信頼性が全く違うはず。
部品を供給するメーカーも組み立てメーカーも、7年間Appleに怒られ続けてきております。
「もっと不良率下げろ」
「もっと質感上げろ」
「もっとバラつきなくせ」
考えただけで気が遠くなりそう、担当にはなりたくない。
おおぜいの犠牲者のしかばねの上にこのモデルは立っています。
「iPadの使い道」に悩む理由はA4サイズより小さいから
性能と完成度はかくのごとしであります。
あとは画面の大きさ。
これは見る人によって印象が分かれます。iPadを気にいるかどうかの分かれ目でしょう。
ただ紙のサイズ、コピー用紙の大きさと比較すると大きく分けて2種類しかないと感じます。
iPadができることはA5とB5サイズまで・無印からProまで同じ
どのレビューでもひとつだけ共通しているのは、画面の大きさに関する限り
「iPad mini」と「それ以外」しか明確な差を指摘していない。
mini6は決定的に違います、「紙の手帳」と同じサイズ・重量でありながら紙ではできないことをやれると証明した。
他機種はA4コピー用紙すら超えていません。
紙でいえばA5とB5の違いしかない・大きさ比較はあまり意味がない
mini6以外のiPadとは如何なるものか。
12.9インチProとそれ以下を比較してもせいぜいA5とB5サイズの違いしかない。
コピー用紙はA5とB5サイズのどちらが使いやすいか、なんて問題になるでしょうか。
「どっちも小さい」「ちゃんとした大きさ(A4)でやれ」てなところではないかと。
これってiPadの実用性についての根本的なポイントのような気がしております。
無印のRetinaディスプレイは充分すぎるほどきれい
無印iPad以外のモデルに載ったディスプレイについてもう少し。
AirやPro11インチ、もっと言えば12.9インチのサイズが10インチ前後のiPadとなにが違うのか。いろいろなレビューを見ましたが、
「驚くほどの美しさ」「圧倒的」「情報量」
端的にいえば感想です、主観。
もうそれしか言えないほどレベルが上がってしまった。
すでに述べましたとおり、ヘボながら液晶メーカーに在籍した者として言わせていただくとRetinaディスプレイ(液晶)の時点で驚異的にきれいです。
10インチ前後は液晶とミニ(マイクロ)LEDの差がわかりづらい
ありていにいえば
ミニ(マイクロ)LEDまたは有機ELのほうがさらに綺麗ではありますが、正直毎日感動するほどの差はないです。
またこれはあくまで人の視覚上の特徴ですが、
解像度や画素数が同じならばディスプレイは小さいほど高精細にきれいに見える
という傾向があります。
つまり従来の液晶と有機ELなどの差は、大画面TVと比べて10インチ前後では感じ取りづらいのです。
そしてminiと無印で比較ができた今回、画面サイズについても無印以上はほぼ同じという印象が強くなった。
現物をご覧いただくのが一番ですが、11インチのPro/Air/無印は画面サイズの違いがほぼわかりません。
「iPadの使いみちがない」の理由はmini6以外は大差がないから
画面サイズこそ「iPadを何に使ったらいいのかわからない」「買ったけど使わなくなった」の理由ではないかと、かねがね疑っております。
端的にいって12.9インチのProですら画面が小さすぎる。
煎じつめれば現在のiPadシリーズは
iPad mini6が明確に手帳サイズであるという以外、
その他のiPadは全てA5の小型ノートぐらいの大きさであり、たいした違いがないということです。
繰り返しますが「A5とB5サイズはどちらが使いやすいか」を議論しているようなもの。
無印に魅力を感じる理由です。
『A4サイズ』iPadをつくってほしい・コピー用紙と同じ大きさ
iPad mini6が同時にリリースされたおかげで気づきました。
紙の代わりと言い続けて、やっと手帳サイズではベストが出てきたって。
考えたら本当の「電子手帳」。
ただしあくまで手帳サイズです。
mini6はデジタルで手帳をつけられる・ではProは高級ノートか?
デジタルで手帳をつけられる。
それも現実に効率が上がり、しかも楽しい。だからmini6はいい。
Pro、あるいはAirはなんと呼べばいいのか。
では無印iPadは、ノートか?
ノートでも小型、A5サイズ。メモならともかくA5はちょっと使いづらい、小さい。
これは確かです。
理想のiPadサイズ感・A4コピー用紙の代わりになってほしい
本当はProにはコピー用紙の代わりになってほしいのです。
シンプルで気軽で安くて、最強であります。
Proなら15万円を超えます。あんなに高くて、どうしてコピー用紙と同じ使い勝手さえも我慢しなければいけないのでしょう。
いくら手書きがスムースでもあんな狭い画面はない。
あまりにも高価すぎる。そう考えるとちょっとズレた仕様が目に付く
- スピーカーをリッチにしたおかげで内部スペースをとられ、重い。
- カメラが派手に出っ張っているのでフラットに置けない。
辛い言い方ではありますが、iPhoneのProをそのまま拡げたようなもんです。
大画面iPadのうち「無印」は道具に近いポジション
iPadがコピー用紙のように使えれば最高です、そうしたら
タスクも
アイデアも
残したい記録も
全部iPadに集約できます。
手書きも一瞬、後の整理作業すら要らない。
繰り返しますが現時点でProやAirなど大型iPadは、手書きデバイスとしてはコピー用紙にまったくかないません。
趣味やエンターテイメントとしてはさておき、道具としてのコストが違いすぎて勝負にならない。
最初Apple Pencilが響かなかった理由です。
高くて画面が小さい、ひいきのアタシですら「Apple」とつかなければ手書きの良さを強調できないであろうことは認めます。
ただ手書きメモ以外のビューワー用途も考えたとき、無印iPadは作り込みの精度、そして現実的な価格によって道具になりました。
言い換えれば、無印iPadで充分だということではないかと。
Apple Pencilの理由・電子ペーパーで使いたい
「ペーパーライクフィルム」というものがあるそうです、恥ずかしながら今回初めて知った。
Apple Pencilで書くとき、ケント紙に書くようなタッチにする画面保護シートです。
なぜこれがあるのか。
「iPadは紙の代わり」本当はこれがスタートだったからです。そもそもApple Pencilがあるのも紙代わりにしたいという要望が強いから。
申してなんですが「ノートパソコンの代わりにiPadを使おう」なんてまるでいいかげんな話です。
最強の「手書き」メモ帳でmini 6は傑作に
iPad mini 6が傑作とすぐにわかるのは、手帳そのものの小ささにあの画面サイズ(面積)。
そして手書きのスピードに余裕でついていく処理性能だからです。
モレスキンサイズで滑らかな書き味・iPad mini6が傑作の理由
まさにモレスキンやロディアサイズであの大きな画面、そしてあの書き味
そりゃいいはずです。
手にとるとホレボレする。
mini6でApple Pencilに初めて価値を感じました。
手帳は見開きページの面積も小さいとわかっていますから、iPad mini 6ならむしろできすぎで文句はありません。
アプリ次第でかなりイケるかもと。
ライフログ系とかが光るのではないでしょうか。
仕事柄書く商売ですから、メジャーなノートはほぼ全て試してもはや趣味です。
その点でiPad mini6は手帳、もっといえば「書いたら無くすことのないメモ」としてひかれます。
無印の魅力で際立つPro・Airのあいまいさ
ひるがえって大型iPadにmini6の軽量感はない、重いです。
ただ、Pro/Airと比べると逆に遜色がないということになる。
なにせ12.9インチのiPad Proでも画面サイズはB5サイズ(12.4インチ)より少し大きいだけ。
B5ですよ、そんな資料見づらいだけです。
スキャン資料も見づらい。
10インチ強のiPad(つまりPro・Air)はもっとひどい、A5サイズ。
それなら無印でも同じ仕事が十二分に務まる、なにも高いモデルを買う必要はない。
しかも完成度は別種の高さ。
A4コピー用紙は14.3インチ・iPad Proは12.9インチ(繰り返すけどB5)
なおA4のコピー用紙って14.3インチでございます。
あんなに高価でありながら12.9インチ
これで紙の代わりってあまりにも実用性がない。
ノートパソコンで15インチが主流なのがよくわかる。単純に作業面積が広いから。
見やすいし作業効率がいいんです。
クルマで移動がデフォルトのアメリカ人顧客はいつもデカいパソコン持ってきてました。
日本では人気だった軽量小型のノートパソコンも、米国では「小さくて見づらいし高すぎる」と言われ長らくマイナーでした。
アタシはiPad Proは大きさをやり直してほしい、生産性低いです。
あの変に凝ったスピーカーなんざ取り外していいです、重いだけでたいして音良くないですから。
コピー用紙、ノート代わりのiPadはない・大画面は「無印」で充分
アタシはA4サイズ、つまりコピー用紙サイズのタブレットを本当に長く待っております。
でも当分出ないとも思ってる、だから今ある無印の「気軽さ」にひかれております。
A4サイズiPadは文具系で・初代のポリカiBook /Macbookみたいに
600gぐらいで、スピーカーは今のモデルに載せてるこったものなんて必要ない。
むしろ高級感なんていわず、ポリカーボネートあたりでいい。
iPadでこんな感じの初代のiBookや黒いMacbookのテイストがはいってたら
ステーショナリーとしてそれこそ完璧じゃございませんか。
画像編集やゲーム用のハイエンドは厚みをつけてバッテリー容量を差別化してください。
値段も高くして、それでいい。
まあ〜もう出ないかもしれませんが。
なにしろ最近のAppleは変にマジメすぎるんですよね、デザインが。
(繰り返し)無印iPadは上位機種の仕事をほぼカバー
いろいろ話がそれました、とにかく積極的に無印iPadを検討されるかたのお気持ちはよくわかる。
現物みるとあれ実にいいんですよ。
繰り返しますが上位と同じ仕事ができます(仕様はこちら)。
そして最安です。
無印iPadは道具として徹底して実用的
- 数年使えるA13 Bionic
- 256GBあり
- Cellularモデルがある
- 上位機種とほとんど変わらない画面の大きさ
ペンで描いてもスラスラの処理能力、よほど重いゲームでもやらない限り問題ゼロ。
数年間何の問題もなく使えます。
現実的なコストパフォーマンスを優先するなら無印iPadしかありません。
繰り返しで恐縮ですがmini 6は例外です、これは異端児にしてスペシャル。
手帳だから良いのです。
悩みます、Air2持ってるアタシが新しく無印iPadってそりゃジョークにもならん。
でもいいものです、実はどちらにするか悩んでおります。