B&Wのヘッドホンでお気に入りは実はP3 series2であったりします。
P9 SignatureやP5 wirelessより出番が多いかもしれない。
小さくて外使いしやすい、音楽を楽しませる音づくり、アタシとしては名品です。
ただ後継モデルがありません。
中小企業と同じで普段から後継ぎに気をつけとかなきゃいけない。
音が良くて、それでいて軽くて頑丈なもの。かばんに突っ込んでも壊れないような
- P3 series2で感じるモバイルの理想・薄くておしゃれで高音質
- 小さいおしゃれハウジングは低音が難しい
- 薄型または目立たないデザイン=ハウジングが小さい・音質への影響
- アシダヴォックス「ST-90-05」・とんでもない名品かもしれない
- August「EP636」・中華ヘッドホンのロングセラー
- JLab「HBREWINDRBLK4」・iPad mini 6やiPhone13の本命で考えていた(アシダヴォックス前)
- Marshall 「Major Ⅳ 」ベタと言われつつそれでもカッコいい
- ag「AG-WHP01K」
- パナソニック「RP-HTX80B-H」・アラサーエアコン・ナノイー付きテレビ時代に作られた良品(ただしある出来事によって)
- SHURE「SRH145」・エントリーなのに一番長命モデル
- 本当は完全ワイヤレスイヤホンをおすすめしたい・落ちる対策が思いつかない
- PHILIPS TX2BT・発売は2015年、でも音はいいし安いし落とさない
- アシダの良さにホレ直し・モバイルヘッドホン最強かも
P3 series2で感じるモバイルの理想・薄くておしゃれで高音質
新型iPad、特にiPad mini 6は物欲をガンガン刺激してきます。
あんな小さくてぎゅっと詰まっていればね。
iPad mini 6と空間オーディオで「小さいヘッドホン」が(また)気になる
そもそもメジャーな使いみちは
- 手帳(今回その力を手に入れた)
- メディアプレーヤー
です、iPadの音を聴くアイテムは高音質が欲しい。
しかもあのデザイン。今回mini 6は「いつも持ち歩きたいiPad」という珍しいポジションを取った。
ヘッドホンやイヤホンもそれにふさわしく一緒に持っていきたいものでないと。
iPhone13やiPad mini 6のお供は、P3のたとえばBluetoothモデルなんてあったら本当は一番いい。
たぶんP3S2は
- つけておしゃれ
- 高音質
って切り口ではいいセンついておりました。
レザーとメタル、しかも小さくて薄くて、それでいて凝縮感がある。
音は、実は特定のファンがいるモデルです、B&Wの他機種と違うテイストの低音。
ワイヤレス以外は「モバイルヘッドホン」条件をオールクリアだった
実はB&Wのイヤホン・ヘッドホンの中で発売時からディスコンになるまで値落ちしなかったモデルです。
こういうものを探したらこれしかなかった。
その後も出ていません。
完全ワイヤレスイヤホンが主流の今、外使いヘッドホンを選ぶには多分こういう条件がいいんじゃないでしょうか。
- ハウジングが小さい
- 密閉型
- ワイヤレス
P3 series2にBluetoothがついてくれたらと何度思ったことか。
小さいおしゃれハウジングは低音が難しい
密閉は音もれ防止
ワイヤレスは使いやすさ。
ではなぜハウジングの大きさにこだわるのか。
頭が大きく見えちゃうから
アタクシは頭がデカイ人間なので余計にです。
でも小さいと今度は音質に影響がある。
モバイルヘッドホン選びのポイントはハウジングが小さいこと
帽子を買わない(買えない)理由です。キャスケットとかマジにギャグレベルまで行きます。
合うサイズも少ない、LLサイズでやっと入るかどうかですから。
こういうヒトがハウジングの大きいヘッドフォンをつけるとどうなるか。
「ロボ状態」です。
頭の両サイドからメカが飛び出した状態になる。
完全ワイヤレスイヤホンのご時世です、ヘッドホンでこれは避けたい。
みんな売れ筋を追いかけるために、「デザイン」や「カラー」選びが難しくなってきております。
頭がデカいと似合わないヘッドホンがある・小さいハウジングはスマートに見せる
何をつけようが他人はたいして気にしないというのはこの際なしです。
センスが悪いと見向きもされませんが、似合うヘッドホンはそれなりに見られる。
頭の横からメカが飛び出していたら・・・やっぱり気にはなります。
逆手にとってデカイハウジングのヘッドホンをつける手もあります、高度のおしゃれです。
まあでもこちらは凡人、ヘッドホンのデザインを選ぼうってわけです。
薄型のハウジングがよろしい。
薄型ハウジングという特徴がB&Wのヘッドフォンで最初にP3S2を選ばせた、そしてP7を買いそびれた理由。
薄型または目立たないデザイン=ハウジングが小さい・音質への影響
そのハウジングと気持ち良い音楽のポイントですが、ハウジングが小さいと音質上の問題が起こりやすい。
低音が出づらくなる
振動板に圧力がかかるため、音楽信号が小さいほど再現性が落ちる
なんとかはカネと力はなかりけりです。
小型ハウジングは低音が不足する・振動板を大口径化するとかえって逆効果
ハウジングが小さいとは振動板のバックキャビネットが小さいってこと。
ハウジングの大きさを変えないままで振動板だけを大きくするとかえって低音は出なくなります。
振動板を大口径化したモデルのはずが意外とピンと来なかったりする理由です。
キャビネットが小さいので振動板の動きで空気が圧縮されやすい、圧力が高まりバネのようになります。
このため低音が出ず、微小信号の再現性も落ちる。
キャビネットそのままに振動板を大口径化するとこれがかえって悪化する。
解決するには振動板を重い素材にすることで、確かに低音は出ますが今度は繊細さや解像度で劣るようになる。
P3S2もそうです、低音があまり伸びてない、100-200Hz近所で盛り上がってその下はさっぱりです。
こいつの音が好きな理由でもあります、B&Wの開発陣は他社が手こずる低音の盛り上がり(ピーク)を逆に利用して、実にいい雰囲気の音をつくっている。
英国人てな可愛げがまるでありませんから。
「この音づくりの腕にゼニを払え。なおオレの気に入ったもんしか作らん、嫌なら帰れ」
と迫ってくる。この代わりを見つけるのはとても簡単にはいかない。
薄型または目立たないデザインでバックキャビティを稼ぐには
現行のPX7がそうですが、現在B&Wはハウジングを薄型にしてその代わり幅を広げてバックキャビティの容積を大きくしています。
ゼンハイザーも似たコンセプトです。こうすれば頭の横に飛び出ない。
ということで音はあんまり期待しないで探してみました。
なにせそもそも低音を出しづらいんですから、つくりてにチューニングセンスがないといい音にならない。
そしてセンスのあるメーカーは少ない、つまり良品が見つかる可能性は低い。
と思ってましたら、なんだかエラく面白いものがある。
残念ながら有線モデルもございます。ただ有線・ワイヤレスはさておき、これで無線なら即買いのレベル。
ワイヤレスでない分安いです。
アシダヴォックス「ST-90-05」・とんでもない名品かもしれない
今回一番驚いたヘッドホン、ほとんど何かの間違いじゃないかと思いました。
買おうか本当に悩みはじめた。
軽い・レトロデザイン・音がいい・「有線モバイル」ヘッドホン最強かも
どうやら業務機として長期間製造したモデル(ST-90)をコンシューマー向けにリプロダクトしたものらしい。
完成度が高いはずです、こういう造りはハズさない。
軽くて、高音質
このレトロデザイン
何これ、であります。これが6,600円とは。
有線のモバイルヘッドホンでは実は最強モデルじゃないでしょうか。
こういうものがメディアの露出は皆無ですから、世の中油断がならない。
驚愕のアシダヴォックス・数十年間かけて少しづつアップグレード
失礼ながらアシダ音響が活動していたこと自体が衝撃的でした。
1950年代(昭和30年代)にスピーカーユニットで「アシダヴォックス」してた会社です。
アタシらのジイさん世代に「ロクハン(口径16cmのフルレンジスピーカーのこと)」は音がいい、という刷り込みをがっちり入れたメーカーです。
業務機やOEM事業で評価されていた。なんとこのヘッドフォンも数十年同じものを作り続けてきた。音も造りも少しづつ改良を続けた。
結果として『創業以来の「音質本位」「堅牢主義」(アシダ音響 公式ウェブサイトから)』
音質は今でも気楽に使うタームですが、アナタ「堅牢」って。
今のご時世メーカーがうっかり使えない言葉ですよ。
丈夫で長持ち、かつての日本製が一番大事にした価値観そのもの
あのですねえ、何と言いますか・・・これはすごい。
こういうものを「名品」というんですな。
B&Wのヘッドホンでもこういう良さはありません、方向性が違い過ぎる。
アシダ音響のST-90-05には時間をかけることでしか作り出せないものがあります。
August「EP636」・中華ヘッドホンのロングセラー
いきなりアシダのST-90-05なんて出てきたら後が続きません。
完全に調子が狂ってしまいましたので手堅く。
開発は英国にあるらしいですが、内実は中国メーカーです。
ノンブランドで中国製かよと。
ただし2015年からずっと販売しているワイヤレスヘッドホン、6年間です。
ここでお考えいただければと。
膨大にあった「平成最新」は消え失せ、「令和最新」でさえ数ヶ月でブランドも消えるこんにち。
中華ヘッドホンで6年間販売っておかしくありませんか。
こいつを入れるのはモバイルヘッドホンに必要なホドの良さを全て持っているから。
長く売れているのもわかる、この値段で「使える」だからです。
- バランスのいい音質
- 重量も見た目も軽い
実はアタシもこいつのシルバー・レッド・ブラックは何度も検討しました、いい色なんです。
つけてもサイバー感皆無、実にスマートであります。
そもそも発売初期から悪い評判がなかった、さらに6年間作ってカイゼンし尽くしたと思います。
メーカーで同じものを6年作るって相当の工数です、かなりの信頼性を意味しております。
JLab「HBREWINDRBLK4」・iPad mini 6やiPhone13の本命で考えていた(アシダヴォックス前)
こういうのが本当は欲しかったのです。
「ヘッドフォン・ダサい」「ヘッドホン・首掛け・ダサい」
これで検索したら200〜500万件ぐらい余裕でヒットしますが、そこと完全に縁が切れてます。
Bluetoothヘッドホンが出始めたとき、
『初代ウォークマンのヘッドホンがそのままワイヤレスになったら最高だよな』
と思ったのはアタシだけじゃないと思います。
80thポップカルチャーのアイコンそのものですから。さらに線がなくなるとか夢じゃないかと。
最初に申し上げますと「開放型(オープンエア)」です。ここは残念ポイント
つまり音もれするから電車では相当音量を下げないといけない。
ただそれ以外の全てが備わっています。
- ワイヤレス
- 開放感のあるヌケのいい音質
- 80thデザイン
特にこの80年代調はオフの時にはもってこいであります。
iPad mini 6で配信の音楽を流してみてください。
お気楽で、しかも誰がつけてもおしゃれです。
かつてオーディオテクニカで「ONTO(ATH-ON303)」っていうシリーズがありました(有線は買った)。
Bluetoothモデルが必ず出るはずだから、そうしたらまた買おうと思いつつなぜか消えてしまったのですが、このヘッドホンにはその軽さがあります。
Marshall 「Major Ⅳ 」ベタと言われつつそれでもカッコいい
とても不幸なモデルです。
まだヘッドホンやイヤホンがすべて中国製だってことが一般的に知られていなかった頃、
運悪くこのブランドだけが中国生産しているものと勘違いされ、
「OEMマーシャル」「中華マーシャル」と叩かれてしまったモデル。
その後も一定のファンがいるのは音がいいからです。
アタシもいい音だと思います。
- ワイヤレス
- コンパクト
- コーデのアクセントとして「かなり素敵な」デザイン
モバイルヘッドホンに必要な要素は全部持っています。
特にこのデザインは本当にうっかり買いそうになる、実はB&W P3を買う前に検討していました。
カッコ狙い過ぎとかいわれます、でもやっぱりカッコいい。
じゃあ代わりは、と言われるとこれを超えるようなものがないんですから。
実用面ではカールコードなどの演出をしていないので、有線モデルもコンパクトです。
なお前モデルである「MAJOR III BLUETOOTH」もまだ販売中です。
プライスダウンしておりワイヤレス充電の有無だけですからこちらを選ぶという判断もいい。
と申しますより、むしろ最新型よりお勧めです。
ヘッドホンは基本的にバッテリー交換がしんどいですから、ワイヤレス充電を使うことは絶対おすすめしません。確実にバッテリー寿命は短くなるし、充電時の電力を大量に無駄にする。
ワイヤレスではなく有線充電で使えばもちろんなんの問題もありません。
ag「AG-WHP01K」
少し前から話題でしたが知人が買って感心したモデル、この価格帯は音と機能ならAnkerだろうと思っていましたが、こういうメーカー(しかも新興)があるんですね。
音がとてもナチュラルでよかった。
それとクリームのような膨張色でも頭の横から飛び出ているように見えないコンパクトにみせるデザイン。
よくある「高級感」とかを追う気もまったくない、おしゃれです。
これはAnkerとはそもそも方向性が違うものでした。
ノイズキャンセリングにBluetoothもaptX LLまで対応と、ひねりなしに機能は直球でいいヘッドホン。
音がよく、着けた時のデザインが良くて、機能も全部そろっている。
パナソニック「RP-HTX80B-H」・アラサーエアコン・ナノイー付きテレビ時代に作られた良品(ただしある出来事によって)
レトロデザインのヘッドホンでは定番であります。
そしてここで取り上げるからには意味が。
初代モデルにあるいわくのついているモデル、おかげで音質はとてもよろしい
音質が優れている明確な理由がある・迷走期のパナソニック製らしい理由
パナソニックは「ナノイー」搭載テレビとか「アラサーエアコン」を出したあたりからどうもあまり調子が良くないようですが、いまどきノイキャンをつけずに売るあたりはやっぱりズレてます。
なおアラサーはもう一回見てみたくて公式のプレスリリースを探しましたが、さすがに恥ずかしかったらしく履歴すら削除されていました。
その時期のヘッドホン、どうしてこれを取り上げたか
音質という点で確実にいいものだからです
ある出来事をきっかけにパナソニックが音は絶対負けないようにし続けているモデルだから。
一番基本の音をどんどん良くしている、そして服に合わせるデザインを考え続けている
デザインは言うまでもないかと。レトロと言わずともいい色とかたちです。
現物はもっといい色です。
では音は。
このモデルの原型、つまりこのシリーズはもう10年ぐらい前からつづいていますが、その初代でコトは起こりました。
初代モデルの「ひどい音」トラウマがその後の「カテゴリ最高音質」路線を決めた
実は初代は(本当に10年以上前ですが)カッコの良さとあまりの音の悪さにネットのレビューが偏ってしまったのです。
アタシも買うつもりで聴きにいきましたが、絶句したぐらいひどい音でした。設計者もしかしたらもう会社辞めてるんじゃないかってぐらいの。
デザインがよかっただけに落差が強烈でした。
そうしたらなんとモデルチェンジしないまま、生産途中で音をよくするという荒技をやってのけた。
本当に型番同じままで別の音にしてしまった、うわさを聞いてまさかと思いましたが、聴きに行ったら本当だった。
得体の知れないこの対応にも絶句しましたが。
以来音は他社に負けないというスタンスのまま今に至っています、相当懲りたんでしょう。
おかげでしょうか、その後全シリーズでいい出来です。
たまに「特徴のない音」「良くも悪くもない」というレビューがあります、当時を知っている人の意地悪レビューです。
テクニクス最盛期の頃からそもそもナチュラル・フラット志向の音づくりしかしていないメーカーですから。
今買って間違うわけがないモデルです。
SHURE「SRH145」・エントリーなのに一番長命モデル
長期間作り続けた信頼性は新製品では絶対勝てない部分
先にネガティブポイントを明らかにします。
- 有線モデル
- ノイズキャンセリングなし
良い点はそれ以外。
- 安い
- コーデしやすい薄型デザイン・折りたたみができる。
- 密閉で音量を気にしなくていい。
それ以上にいいのは長期間の販売実績があること、2014年の発売です。
Augustのご紹介でも述べましたが長期間作るって本当に安心できるものです。
設計では絶対に予見しきれない不良ポイントがどんどん潰されて行きますから。
ブランドにとっての「エントリーモデル」なのにモデルチェンジ不要の音
どんな会社でもエントリーモデルはどんどんモデルチェンジします。
ブランドに引き込む入り口の役目ですからモデルチェンジで目新しさを維持するしかありません。
エントリーモデルで7年も同じものを売るなんて意味がない。
量販店のバイヤーに買い叩かれるのがオチで、いっそ販管費削減のためにディスコンにしたほうがいいぐらいです。
例外があります、よほど安定した人気が続いている場合です。
これはいい感じのベースが聴けるチューニングです。
コーデもシルバーで嫌味がなくておしゃれです、5000円以下でこれですから。
こいつもまたBluetoothモデルがあれば買いたいと何年も思っているヘッドホンであります。
ほんとなんで作らないのでしょう。
本当は完全ワイヤレスイヤホンをおすすめしたい・落ちる対策が思いつかない
本当は完全ワイヤレスイヤホンでおすすめしたい。候補もある。アタシも欲しい。
ただ問題が。
- 落ちる
- たまに片側が聴こえなくなる
つまりは金銭的ダメージと、そしてなにより音質です。
駅のホームで落とした人を見かける日常・あと満員電車でも不幸に
通勤時にホームで落として困っている方を見かけるのも珍しくなくなりました。時間も迫っていますからかなり気の毒です。
通勤時間帯に落とすのはつらい
ホームだけではありません、朝の通勤電車が大変。あの満員電車の中で落とすと探せない、転がっていくから。
拾おうとして結局押し出された人を見たことがあります。
恐らくですが、片側だけで買えないモデルもあると思うのですよ。ここは一度きっちり調べたいと思っていますが。
保証も効かないでしょうし。
片側が途切れる、聴こえなくなる・遅延よりも難しいTWSの宿命
試聴でもよく起こることですが、TWSは片側の音が切れることがある。
- スレーブ側
つまりBluetoothでスマートフォンとつながっているイヤホンから更に信号をもらっている側
これが切れる、頭が信号の障害物となるからです。
左右の遅延を気にされる方もおられますが最近のものは問題ないと思います。ただこの途切れることだけはどうしようもない。
ポータブルスピーカーでTWSステレオをやる場合はほとんど問題がないのですが、人体が入ると条件が全く違う。とにかく電波を通しづらい障害物です。
Bluetoothでさえまだ途切れを解消できたものはありません。
TWSワイヤレスイヤホンは「絶対に落とさない付け方」がない
なおこれらが今までたいして問題にならなかったのは有線だったから。
落としてもぶら下がるだけ、音も途切れない。
耳にささっているだけ・ヘッドホンは安心の首かけ
いっぽう完全ワイヤレスイヤホンは構造上イヤピで耳孔に刺さっているだけです、どうしても保持力が低い。
イヤホンはささり方で特性も大幅に変わるので、この付け方は他にもいろいろと都合が悪い。
特に完全ワイヤレスイヤホンはバッテリー込みで本体が重いズレやすい。
AirPodsは初期から落とす不幸が多く、ストラップもすぐ発売されました。以外に悪くないなとは思いましたがやはりあまりつけている方がいない。
それなら最初から左右が有線でつながったワイヤレスを買うほうがいいかもしれない。
近く必ず解決するとは思ってる・我らがQualcommそしてAiroha!
ただ、この点も時間の問題とは思っています。
- WS機能
- ANC(アクティブノイズキャンセリング)
- 低消費電力
このあたり、チップセットメーカーが激しく競争していますから。必ず改善されるはずです。
米Qualcom、そして台湾のチップメーカーは優秀です。
ペアリングがうまくいかない、なんて不満も必ず解消されるでしょう。
完全ワイヤレスイヤホンは悲しいことデザイン違いがわからない・5000円と30,000円の区別がつかない
それよりも・・・
個人的に本当に恥ずかしいんですが、たとえばB&WやSONY、ゼンハイザーならそうとわかるようにしたい。
連中もわかっていて実際ヘッドホンはそういうデザインをしています。
でもですなあ、完全ワイヤレスイヤホンって小さ過ぎてアクセントにならないというところはある。
小さいのがいいと言っている以上矛盾しているわけですが。
耳に何か入っているのはわかるんですが(特にApple)、極論すれば5,000円と30,000円の区別はつかない。
アタシは相当みっともないことを言っています、自分が満足しただけじゃ嫌だと。
でも高いのでちょっと残念なポイントかな。
言い換えればハイエンドワイヤレスイヤホンの下位機種で音が気に入ったらその選択が幸せになるともいえる。見た目がわからんのですから。
PHILIPS TX2BT・発売は2015年、でも音はいいし安いし落とさない
落下しないワイヤレスで以下ご紹介とさせていただきます。
理由は安いのと音作りの良さに定評があるから。クラシックがきちんと聴ける。
未だに使っております。
Philipsのヘッドホン部門はギブソンに買われて完全におかしくなってしまいましたが、このモデルはその前に開発されたもの。
「Fidelio」を中心にイヤホン・ヘッドホンに最も力を入れていた頃で「SHE9700」は2000円という価格を見ると頭が混乱してくるようないい音でした。
その頃の上位モデル。今でも在庫があって正規品を買えます。
Bluetooth 4.1ですが、コーデックはSBM。今や誰も見向きもしません。
ただ音のチューニング、これは大したものです。
社内に57人しかいなかったという「Golden Ears(ゴールデンイヤー)」というあの宣伝コピーはちょっと前のめりすぎて白けますが(さらに上の「プラチナイヤー」もいたそうです)、確かに音はいい。
ワイヤレスイヤホンは小さいあまり制約が多すぎるため、音のチューニングセンスの有無で高級品が低価格に負ける(全方位で比較して音が悪い)ということが本当に起こる。
このモデルはその意味では傑作です。なお当時は有線モデルで1万、本モデルが発売時は¥15,000していたことは知っておかれても良いかと。
繰り返しますが、今はなきFidelio直系です。
アシダの良さにホレ直し・モバイルヘッドホン最強かも
しかしアシダ音響ST-90-05はびっくりした。こういう製品があるんですね。
時間を掛けて練り込んできたよさとは合わないことを承知の上で、
もしこれにBluetoothモデルでも出たら理性を失う。
まあ世の中甘くないもので、ST-90のあのつくりは高次元のバランスで成り立ってますから、なまじワイヤレスにしたりすると良さが薄れてしまうものなんでしょうが。
いやーしかし、感動した。繰り返しますがある意味B&Wのヘッドホン(P9や現行機種含めて)まったくかなわないものを持ったヘッドホンです。
世の中広いですわ。