スポンサーリンク
スポンサーリンク

B&Wの迷走・PX7 S2「ほぼBluetooth専用」ヘッドホン

スポンサーリンク

ひさしぶりの新型のPX7 S2は残念ながら「旧型PX7の在庫を急いで探したほうがいい」ヘッドホンとなりました。

ほとんどBluetooth専用。
アナログの有線ヘッドホンジャックは廃止され、内蔵DACは上限48kHz/24bit。

フルスペックのハイレゾに対応しません。

前々からBowers and wilkinsについては経営状態が製品に影響を与えるかもと感じてきましたが、Formation Suiteの日本発売といい良い兆候がありません。

B&Wのワイヤレスヘッドホンを検討ならば旧PX7の在庫を探すべき

先に結論を。

旧PX7の在庫を早く探されるべきです、それしかない。

音質が良い上に、アナログ有線接続により外部DACでハイレゾの規格上限をきっちり聴けます。
カーボンエディションがあればいうことはない。

この機種は、「経営が安定していた頃」のBowers and wilkinsヘッドホンであります。
スピーカーでいえば800「D3シリーズ」や現行の600・700シリーズ。

ワイヤレスヘッドホン、イヤホンの性能上限・LDACでもBluetoothはハイレゾデータの20%しか送れない

これはPX7 S2の本質になりますが、

BluetoothはLDACでさえハイレゾの20%程度しかデータ量がない

ワイヤレスヘッドホン・イヤホンは、ここが事実上の性能上限です。
少なくとも有線接続より音が良くなることはない、データ量が圧倒的に少ないからです。

もちろんここだけで優劣がきまるわけでなく、音づくりで制約を克服するメーカーはあります。
本当の良品です。
PX7S2の音についてもBowers and wilkinsのチューニングは入っております。

ただBluetoothの音について「旧型から飛躍的に音質向上」と言われても困る。
もう上限は決まっているのです。

進歩ではなく変化。

だから音触(おんしょく)とかそういう評価にして欲しい。

機能は「空間オーディオ無し」AirPods Max、色はSONY WH-1000XM

そしてPX7S2の現物をみて倒れそうになりました。

グレーやブルーなんてロゴ変えたらソニーの新型で通りそう。B&Oのほうがデザインは100倍マシです。

かつてリアルレザーとクロームメタルで懸絶したオリジナリティをみせたP7のデザインからどんどん離れております。

bowers and wilkins bluetoothワイヤレスヘッドホンP5 series2 ハイレゾロスレス対応参考画像

DACは48kHz/24bitでCD近似の音質しか聴けない・USB-CによるDACもポタアンも無理

Bowers and Wilkinsオールドファンの閑文と思われるので、スペックを。
有線・無線ともに内蔵DAC以外の選択肢がない、これは厳しい。

有線はUSB接続、またはUSB-3.5mmアナログ変換コネクターを使った接続(iPhoneと同じ)です、つまり内蔵DACが重要。

そのDAC仕様は48kHz/24bitです。

ポータブルアンプやDACによるアップグレードができない。

イヤホン・ヘッドホンの愛好家はピュアオーディオも驚くほど音質にきびしい。
ポータブルアンプやDACも高性能で、ソースのマスタリング違いがすぐわかる音質差があります。

いまどき5万円を超えるヘッドホンに48kHz/24bitで驚く人はいないでしょう。
有線でも92kHzのハイレゾロスレスはフルスペックで聴けず、CDに近いレベルです。

空間オーディオ・DolbyAtmosには対応しない

空間オーディオには対応しておりません。

48kHz/24bitは空間オーディオやDolby Atmosの上限ですから、DACの意味はそこかもしれんと思ったのですが、違うようです。

Bowers and wilkins自体「Panorama 3」ぐらいしか対応をうたっておりません。
Formationにもその記載がない、設計が古いせいかもしれませんが。

Lightningしか接続できないAirPods Maxを真似た不思議

繰り返しますが有線はUSB-Cのみ。ローグレードの内蔵DACしか使えず音で不人気のAirPods Maxを不吉にも完璧になぞっております。

実は非公式ながら旧PX7のUSBは96kHz/24bit対応のため、PX7S2はダウングレードという言い方もできなくはない。

あくまで非公式ですからメーカーは認めないと思いますが。

なんといいますか、ここまでくると誰が商品企画をしているのかさえ疑問になるレベルです。「AppleのAndroidは」とかいうレベルの人が企画にいるんじゃないかとさえ。

アタクシはBluetoothヘッドホンにもいいものがあるとは思っておりますが、上記のとおり「音づくりの巧みさ」です。
そしてBowers and wilkinsについては違う基準で聴いております。

ここは音とデザイン両方で勝負のブランド、ただ音がいいとか見た目がいいなら他がある。

Formation Suiteを国内発売した時点でよそ見せざるをえなかった

最近はB&Wについてあまり見ないようにしておりました。

「Formation suite」シリーズを日本で発売したからです。親会社が倒産する直接のきっかけとなったモデル群でハードウェアは2019年の仕様そのままです。

日本のユーザーは、まちがいなく同社に対し一番敬意を払ってきたので、これは厳しいなと。

親会社が二転三転、不安定な経営が製品に出てしまっている

悪気があってではなく、それだけ苦しいのではないでしょうか。
ここ数年同社は経営が安定していません
いいことが書けないのは、ファンとして悲しいのです。

そうこうしているうちに今年(2022年)親会社がまた変わった、Sound United社が買収されてMasimo Corporationが新たな親会社です。

2016年にEVA Automationに買収されたのを皮切りに、6年間で経営母体が3回変わった。

正直いいます、要注意です。

800D4がどうしてもマイナーチェンジにしか思えなかったり、Formationシリーズのように海外ではディーラーから総スカン状態のものを日本市場に入れたり

ノイズキャンセリングヘッドホンという一番売れているカテゴリーでPX7S2の理由がわかった。

買いたかったワイヤレススピーカーZeppelinを盛り下がらせたFormation Suiteシリーズ

実はZeppelinを検討しました、でも見送りました。
音は良かったのですが、Formation発売を見てかなり盛り下がった。

これは個人的な感覚です、Zeppelinはワイヤレススピーカーという範疇でいい音です。
AirplayとBluetoothを理解した上で、音づくりは巧み。

なによりあのデザイン、あれだけでキリキリ聴く気になりません。
スピーカーの音づくりのテクニックは、ときにワイヤレスの制約を感じさせないものがあります。

しかしFormationは全く違う、2019年からハードを変えずに売り出した。
古い設計、しかも不人気モデルを日本で在庫処分しないでくれというのが正直な感想です。

Bowers and wilkinsで買えるのは「800D3」以前のモデル・607、705S2/PI5、PI7など

Bowers and wilkinsの「600」「700」シリーズは最近モデルチェンジが行われていません。安定した人気があるから手をつけていない。
基本は800D3シリーズの頃の開発で、落ち着いて作っていた頃です。

今同社のスピーカーを買うならここです。

  • ヘッドホンなら在庫の旧PX7
  • イヤホンならばPI7/C・PI5/C

同じくD3の頃に開発が行われております。インイヤー・オーバヘッドともに逆におすすめです。
旧PX7はなにより3.5mm有線ヘッドホンジャック装備です。

秋にフラグシップPX8が発売・P7系「モダンブリティッシュ」デザインに戻ってほしい

bowers and wilkins P5ワイヤレスヘッドホン画像

ファンですから、それでもよくなって欲しいと思っております。
ものごといい時ばかりじゃない、特にメーカー稼業は。

秋にフラグシップヘッドホンPX8が発売予定です、制約ノーリミットでリファレンスを作ったとか。

これがPX7 S2に革を張っただけでありましたら、厳しい。

ファンはおそらくですが、P7系の復活を期待しています。

つまりクローム&リアルレザーです。

はっきり云やモダンブリティッシュであります。
モートン ウォレンはベントレーのインテリアを手がけております。P7のころは「確かに」と思わせたのです。

そして入力にアナログを残して欲しい。
今ポータブルアンプやDACはピュアオーディオの視点でみて相当に優れたものがあります。

小さなハウジング内蔵の、つまりどうあっても貧弱でしかありえないDACやアンプしか使えない状況は、Bowers and wilkinsには似合わない。

bowers and wilkinsP9ヘッドホン・画像

P5・P7系はモートン・ウォレンの真骨頂です、800D3も同じ
PX7 S2、そしてきたるPX8は誰が絵を描いたんでしょうか。

「果敢な挑戦」はイギリス人お得意のはず、ふてぶてしいところも愛嬌だと思っております。

手練手管(てれんてくだ)も見事ならだまされてやろうという気にさせますが、ジェームズボンドで外貨を稼ぐ国がこすい真似だけはしてくれるなというのがファンとして正直な気持ちです。

日本にも格段に安くて相当音が良くて、しかもおしゃれなものがありますから。

(追記)PX8の現物を確認・「PX7S2の革張り、振動板違い」だけだった

(本章は2022.9.29追記となります)

フラグシップPX8の現物と音質を確認して参りました。
「秋のヘッドホン祭2022」で出展であります。

デザイン・音、ともにパンチに欠けました。
端的に申し上げて、革張りで色違いというもの。

画像はありますが「国内正式発表までSNS等での公開は遠慮して欲しい」とのアナウンスがありますので、当面は本国HPにてご案内します。

Just a moment...

音質に関わる仕様はPX7S2と大差がない・DACそして振動板

PX7S2との主な違いは以下となります。

  • カーボンファイバー振動板(PX7S2はバイオセルロース)
  • ヘッドバンドならびにイヤーパッドは本革(PX7S2は人工皮革)
  • ヘッドバンド金属部の色違い
  • ブラックの他、「タン」の2色設定
  • 価格未定(10万円以内にしたいとのD&Mホールディングズご担当者コメントあり)

残念ながら以下はPX7S2と同じ、つまり音について根本的な部分が変わりません。

  • 振動板の口径は同じ(40mm)
  • 外部入力はUSBのみ
  • 内蔵DACのスペックはPX7S2と同一(48kHz/24bit)

外部DACを活用するという手段がない仕様です。

タンカラーの実機デモはなかったものの好感のもてるデザインでした。しかしこれを制約ノーリミットのリファレンスというには少々無理があります。

Bowers and wilkinsの芸術的「松竹梅」が感じられない

音については詳細を改めますが、PX7S2と明らかにクオリティが違う、とは正直いえないものでした。
Bluetoothですからおのずから上限は決まっているわけで、PX8が悪いはずがありませんがフラグシップとは到底言えません。他社で音の良いものはあります。

気になったのは音質の良し悪しよりも、デザイン含めてPX7S2と差別化があまり感じられないところです。

Bowers and wilkinsは松竹梅が明確で、それでいて各モデルの音は水準以上というところが他社にない巧みさと感じてきましたが、このヘッドホンにそれが薄い。

ますますもって不安になりました。

タイトルとURLをコピーしました